トニー・レオンとワン・イーボーという2大スターが競演、2023年1月に中国で公開され、興行収入約181億円を上回る大ヒットを記録した話題作『無名』が、5月3日(金・祝)より公開される。このたび、冒頭映像が解禁となり、著名人コメント&イラストが到着した。
2大スターが競演!映像美に浸るスパイ・ノワール
本作は、第二次世界大戦下の上海を舞台に、中国共産党、国民党、日本軍の間で繰り広げられる名もなきスパイたちによる一進一退の攻防戦を描いたスパイ・ノワール。主演は、『花様年華』(00/ウォン・カーウァイ監督)で「第53回 カンヌ国際映画祭」最優秀主演男優賞を受賞し、近年は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(21)への出演で若い世代からも注目を集めている香港スター、トニー・レオン。
もう一人の主役として出演するのは、中韓合同ユニット・UNIQのメンバーとしてデビュー、俳優としてTVドラマ『陳情令』(19)でブレイクし、いま中国で最も注目を集める若手俳優のワン・イーボー。本作でついに映画初主演の座をつかみ、次々と主演作が公開され、「第20回 映画チャンネル メディア大賞」にて、主演2作目となった『長空之王』(23)と共に主演男優賞を受賞している。スタント無しで取り組んだ迫真のアクションで対決シーンを演じた二人の圧倒的な緊張感と比類なき美しさに目を奪われる。
監督は、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海』(16)を手掛けたチェン・アル。本作では、脚本と編集も担当し、わずか長編4作目にして手がけたこの脚本にトニー・レオンも惚れ込み出演を決めた。2023年11月に行われた、中国映画界最高の賞とされる「第36回 中国映画金鶏賞」にて作品賞、主演俳優賞を始め8部門にノミネート。今回が、映画初出演となったワン・イーボーは、助演男優賞にノミネートされた。そして、トニー・レオンが主演俳優賞、チェン・アル監督が監督賞と編集賞の3冠受賞へと輝いた。
名も無きスパイたちを待ち受ける想像を絶する運命の幕開け
映像は、荘厳な音楽と共に椅子に腰かけ、逆光に照らされたフー(トニー・レオン)が映し出されるところから始まる。続いて、チェン(ジョウ・シュン)が喫茶店で本を読むシーンに切り替わり、注文した覚えのないコーヒーを差し出される。そして最後に映し出されるのは、ネクタイを締めスーツを身に纏い、何かを覚悟したかのような表情で鏡を見るイエ(ワン・イーボー)。激動の時代に翻弄される名も無きスパイたちが辿る運命は一体——。この冒頭映像が意味するものとは?