コミック配信サイト「ジャンプ+」にて2021年7月に発表され、初日で閲覧数250万以上を記録した藤本タツキ原作『ルックバック』が劇場アニメ化。6月28日(金)より公開される。このたび、本予告映像とメインビジュアルが解禁となった。
漫画家・藤本タツキ渾身の青春物語が映画化
『ルックバック』は、『ファイアパンチ』『チェンソーマン』といった話題作を手掛け、劇場版アニメ『チェンソーマン レゼ篇』の公開も控える漫画家・藤本タツキ渾身の作品。2021年7月にコミック配信サイト「ジャンプ+」にて公開され、ひたむきに漫画を作り続ける藤野と京本という2人の少女の姿をみずみずしく描きながらも、やがて起きる2人の運命を分ける出来事を強烈なリアル感を持った筆致で描き出し、著名なクリエイターたちをはじめ、多くの漫画ファンの注目を集めた。本作の劇場アニメ化にあたり、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』など、数多くの話題作に主要スタッフとして携わってきた、押山清高が監督・脚本・キャラクターデザインを務める。
河合優実と吉田美月喜が声優初挑戦
主演は、河合優実と吉田美月喜のW主演。『不適切にもほどがある!』(24)での演技で話題が沸騰した、今最も注目を集める俳優・河合優実と、映画『あつい胸さわぎ』(23)、『カムイのうた』(24)などでは主演を務め、昨今目覚ましい活躍に拍車をかける俳優・吉田美月喜が、劇場アニメ『ルックバック』の藤野と京本に生命を吹き込む。
本予告映像は、クラスのみんなから「将来、漫画家になれるじゃん」と言われ得意げな藤野(河合優実)の様子から始まり、不登校の同級生・京本(吉田美月喜)との出会い、そして二人が一緒に絵を描くようになる姿が描かれていく。藤野と京本の印象的なセリフとともに、本作の見どころが詰め込まれた心揺さぶる予告編が完成した。主題歌は、音楽家・haruka nakamura作曲による「Light song」。uraraの儚い歌声が本作を彩る。メインビジュアルは、藤野と京本が肩を寄せ合い漫画を描く姿が切り取られている。
アニメーターやアニメーション監督って作品への向き合い方は漫画家と似ていて、漫画を読んだ時にしみじみと物語に感情移入できたのはもちろん、『ルックバック』を描くに至った藤本先生にも共鳴するところがありました。だから素直に自分事としても向き合える映画にできるなと思えました。原作を快く貸してくれたバケモノ漫画家である藤本先生に感謝しつつ、アニメーション表現の世界に身をおいてきた絵描きの一人だからこそ描けることがあると思いながら、漫画とは一味違う映画作品を目指しています。
(押山清高/監督)
『ルックバック』は6月28日(金)より全国ロードショー