藤子・F・不二雄の生誕90年を記念して、Netflixシリーズ『T・Pぼん』が、5月2日(木)よりシーズン1、7月17日(水)より7月17日(水)の配信がスタートする。このたび、豪華声優陣の声が吹き込まれた初の映像となる、興奮と感動あふれる大冒険の一部を映した“すこし不思議”でエモーショナルな本予告が解禁となった。
時間を飛び越え、興奮と感動あふれる大冒険へ
すべてが平凡な中学生の並平凡(若山晃久)は、ある日未来からやってきたタイムパトロール隊員の少女リーム・ストリーム(種崎敦美)と出会い人生が一転。見習い隊員となった凡は、歴史の影で不幸な死を遂げた人々を救うため、リームといつの間にかついてきちゃった謎の生物ブヨヨン(宮野真守)も一緒に、過去にさかのぼる大冒険へ。
『僕のヒーローアカデミア』などを手掛け世界中にファンを持つ制作会社ボンズが、ミステリアスな『T・Pぼん』の世界を現代に蘇らせ、“世界の歴史”の知的好奇心も満たす壮大な旅へと観る者を誘う。
僕にとっての“SF”は、「すこし不思議な物語」のSとF
本作は、『ドラえもん』『パーマン』『キテレツ大百科』…と世代を超えて愛される作品を創造し、あらゆるエンターテインメントに影響を与え続けている藤子・F・不二雄が生んだSFアドベンチャー。主人公は、名前の通り何をやっても平凡な中学生、並平凡。そんな彼に、ある日全く平凡じゃない事態が——。映像では、序盤から凡の友人がマンションの部屋から転落してしまい、辺り一面が血に染まる……という、ショッキングなシーンが映し出される。
このシーンだけで、本作のチャレンジングかつ異彩を放つ作品であることが一目で伝わってくる。ショックで固まる凡の前に現れたのは、不思議なヘルメットと制服に身を包んだ見た目からして完全に“未来人”なタイムパトロール隊員のリーム・ストリーム。そして、やけに冷静沈着な彼女が「巻き戻しでいくしかないわね…」とつぶやくと時間は事故が起きる前に巻き戻り、友人の死は起きなかったことになっていた。
この出来事をきっかけに、ひょんなことから凡は全世界のあらゆる歴史の中で不幸な死を遂げた人々をひそかに救う未来の組織「T・P(タイムパトロール)」の新米見習い隊員になることに。先輩のリーム、そして自分のことを優秀な隊員だと思っている生物ブヨヨンと一緒に、ピラミッドが建築された頃のエジプトや、戦乱の世の日本、ギリシアでのペルシア戦争…といった、あらゆる時代にタイムスリップする。
最初は旅行気分で調子に乗ったりと呑気だった凡だが、あらゆる歴史の凄惨な事件・不幸な事故を目にするにつれ、人助けへの使命感を燃やしていく。“T・P”には、〈歴史の流れに影響ある人物を救助してはならない〉といったルールが多数定められており、それは歴史のタイムラインに大きな影響を与えないための鉄則。そのルールを守りながらの人助けに、凡やリームは葛藤し悩み、ときには失敗しながら、それでも任務に果敢に挑んでいく…。
映像の中では「私たちにできることは、大したことじゃない」「誰彼区別することないよ」「私、逃げたい…」「一人ひとりに家族があるんだぞ」「私が平気だとでも思ってるの!?」など2人の心からの叫びが語られている。救える命と救えない命—。「それでも…僕たちタイムパトロールは命を救う」——。一人前の隊員を目指す凡とリーム、ブヨヨンの壮大な大冒険の果てには、何が待っているのか!?
歴史上の出来事に入り込み謎を解き明かすミステリー要素、命と向き合うヒューマンドラマ要素、そしてクスっと笑えるギャグ要素に加え、楽しみながら“ためになる世界の歴史”を学べる知育的な要素も盛り込まれた本作。「僕にとっての『SF』は、サイエンス・フィクションではなくて、『すこし不思議な物語』のSとF」と独自の理念で作品を生み出してきた、藤子・F・不二雄。これまでの日常を描いた作品とはちょっと異なり、エキセントリックな切り口で臨んだ、大人も子どもも楽しめる“SF:すこし不思議”な歴史冒険譚がいま始まる。
『T・Pぼん』は、5月2日(木)よりシーズン1、7月17日(水)よりシーズン2がNetflixにて独占配信