世界が憧れるスーパースター・エルヴィス・プレスリーと恋に落ちた14歳の少女・プリシラの物語を繊細に美しく描き、昨年の「ベネチア国際映画祭」にてケイリー・スピーニーが最優秀女優賞を受賞したソフィア・コッポラ監督最新作『プリシラ』が、4月12日(金)より公開される。このたび、エルヴィスと大邸宅グレースランドで暮らすようになったプリシラが、彼好みのファッションや黒髪と濃いアイメイクに変え、彼の色に染まっていく様を印象的な音楽とともに映し出す本編シーンが解禁となった。
さらに、小泉智貴 TOMO KOIZUMI(デザイナー)、MEGUMI(俳優・プロデューサー)、中里唯馬 (ファッションデザイナー)、中野香織(服飾史家)、北村道子(スタイリスト・衣裳デザイナー)、山本浩未(ヘア&メイクアップアーティスト)ら本作の世界観に魅了された各分野のエキスパートから絶賛コメントが到着した。
スーパースターと恋に落ちたプリシラの魅惑の日々
『ロスト・イン・トランスレーション』(03)で「アカデミー賞」脚本賞、「ゴールデングローブ賞」脚本賞ほか、『SOMEWHERE』(10)で「ベネチア国際映画祭金獅子賞」、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』(17)で「カンヌ国際映画祭」監督賞を受賞するなど、数々の賞に輝く映画監督、そしてファッション・アイコンとして世界に注目されるソフィア・コッポラ。
最新作は、エルヴィス・プレスリーと恋に落ちた少女プリシラがたどる魅惑と波乱の日々を、プリシラの視点で繊細に美しく描く物語。シャネルやヴァレンティノが彩る飛びきり甘美なシンデレラストーリーのなかに、ソフィア・コッポラがこれまで描き続けてきた人間の孤独や疎外感といったビターなエッセンスを潜ませた緻密で繊細な本作は、「ソフィア・コッポラ最高傑作(Rolling Stone)」「First Loveの素晴らしさを描いてる(Littie White Lies)」と評価され、昨年秋、全米ではA24が配給。そのファッション性と話題性で多くの若い女性客を魅了し、『ロスト・イン・トランスレーション』『マリー・アントワネット』に次ぐ大ヒットとなった。
主人公プリシラは、本作で「第80回ベネチア国際映画祭」最優秀女優賞に輝いたケイリー・スピーニー(『パシフィック・リム: アップライジング』)。さらに、「第81回ゴールデングローブ賞」主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされるなど、夢のような恋の恍惚と切なさを経験していく少女の心の変遷と外見の変化を驚くほど繊細な表情とたたずまいで表現し、「驚くほどにすばらしい演技(Rolling Stone)」など絶賛されている。
一方、プリシラだけが知る、魅力的で華やかだが、傷つきやすく大人になりきれないスーパースター エルヴィスを演じたジェイコブ・エロルディは、「エルヴィスを演じきっている(The Warp)」と高く評価され、ソフィア・コッポラ監督も「この役にぴったりだった」と絶賛している。