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濃密でスリリングなアンサンブルを予感させる予告編
本予告では、刑事の濱中圭介(福士蒼汰)と介護士の豊田佳代(松本まりか)のただならぬ場面からはじまる。佳代の絞り出すような「私がやりました」という声とともに、バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」のパルティータ第2番ニ短調に含まれる「シャコンヌ」の切り裂くような旋律が流れ出す。
圭介と伊佐美(浅野忠信)の執拗な取調べに「うちはやってないんや」と泣き叫ぶ介護⼠・松本(財前直⾒)、そして危うい関係を深めていく圭介と佳代の姿が次々と映し出される。「こんな人生望んでたんと違うよな」という圭介のセリフは一体誰に向かって問うているのか。
一方、事件を追う週刊誌記者・池田(福地桃⼦)が事件の背景に旧⽇本軍731部隊の存在があったことを知り、佳代の働く介護施設で亡くなった100歳の老人の妻・松江(三田佳子)と対峙する様子も描かれ、「今、世界は美しいのだろうか—」と観客に問いかけるような言葉とともに静かな湖畔が映し出される。断片的な映像の数々から豪華俳優陣の熱演によるこのうえなく濃密でスリリングなアンサンブルが楽しみな予告編が完成した。
過去から引き摺り出される事実は、どんな答えを導き出すのか。そして厳かに静まりかえった湖のほとりで、後戻りできない関係に堕ちていく圭介と佳代の行く末は……。
『湖の女たち』は5月17日(金)より全国公開
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