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明日、2月28日(水)13:40よりテレビ東京「午後のロードショー」で、リドリー・スコット監督の不朽の名作『エイリアン』(1979年)が放送される。真っ昼間からゼノモーフが大暴れする様子を堪能できるなんて、素晴らしい火曜日になること間違いなしだ。
意外と観てない!?『エイリアン』基本情報
リドスコ監督、シガーニー・ウィーバー主演の本作は、アカデミー賞視覚効果賞をはじめ数々の映画賞を獲得した、SFホラー映画の金字塔。超攻撃的な地球外生命体が宇宙船に侵入し、じわじわと乗組員を殺し始め……というストーリーは、映画ファンならば当然ご存知だろう。
原案・脚本は、ジョン・カーペンター監督と『ダーク・スター』(1974年)を共同制作し、のちに『バタリアン』(1985年)で監督デビューするダン・オバノンによるもの。このころオバノンはアレハンドロ・ホドロフスキーに請われ、フランク・ハーバート著「デューン 砂の惑星」の映画化に合流。ドキュメンタリー映画『ホドロフスキーのDUNE』で描かれている通り同作は未完に終わったが、ここで仕事を共にしたH・R・ギーガーやメビウス、クリス・フォスを『エイリアン』のデザイナーに推薦し、あの唯一無二の世界観構築につながった。
脚本には『ウォリアーズ』(1979年)のウォルター・ヒルも関わっており、映画化のGOが出たことには彼の貢献がある(もちろん衝突もあった)。なお、オバノンは元ネタの一つとして『遊星よりの物体X』(1951年)を挙げており、のちにカーペンターが2度目の映画化を監督するのは周知の通りだ(ちなみに「エイリアン/Alien」という言葉は今でこそ「宇宙人/地球外生命体」を表す言葉として定着しているが、もともとは“外国人”という意味)。
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