キム・ソンホが狂気に満ちた新たな一面を披露
フィリピンで病気の母のために地下格闘で日銭を稼ぐ青年マルコ(カン・テジュ)は、韓国人の父の行方を知らない。そんなある日、彼の前に“父の使い”を名乗る男が現れ、マルコは韓国に向かうことに。飛行機の中でマルコが出会ったのは自らを“友達(チング)”と呼ぶ謎の男“貴公子”(キム・ソンホ)。不気味に笑う貴公子に恐怖を感じ逃げるマルコだったが、彼の執拗な追跡と狂暴ぶりに徐々に追い詰められていく…。
予告編では、そんな貴公子とマルコの不気味な出会いのシーンから、時に笑顔を見せながらマルコを救い出し、時に執拗に追いかけてくるなど、サイボーグのようなタフな身体を持ち、一切の感情が読めない不気味で怖い男・貴公子のキャラクターがよくわかるものとなっている。
果たして彼は天使か?悪魔か?さらにマルコの前には「他にもハイエナがいたとはな」とイライラした表情を見せ、目的を果たすためには手段を択ばない狂暴な御曹司ハン(キム・ガンウ)、たびたびマルコを怪しく翻弄する女性弁護士ユンジュ(コ・アラ)ら強敵が続々と現われる。そんな中、突如として勃発した莫大な遺産を巡るバトル。貴公子、マルコ、ハン、ユンジュ、それぞれの目的とは…?なぜ、マルコの前に父親は現れたのか…?予測不能!絶体絶命の瞬間だけで綴られる“衝撃超え”のドラマが幕を開ける。
メインビジュアルは、拳銃を構え、ゆがんだ笑顔をこちらに向ける怪しさ漂う貴公子(キム・ソンホ)が印象的だ。貴公子を演じるにあたりキム・ソンホは、パク・フンジョン監督と多くの会話を重ね、ヘアスタイルや高級スーツのシックな着こなし方などキャラクターの外見からちょっとした仕草や癖、まったく無駄のない動作など、貴公子像を監督とゼロから作り上げた。本作では、映画俳優キム・ソンホの実力を本作で存分に味わうことができるはずだ。
『貴公子』は4月12日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開