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吉高由里子、松下奈緒、稲垣吾郎、永山瑛太 豪華共演
関東大震災後の混乱のさなか、ひとりの女性が憲兵に虐殺された。女性解放運動家、伊藤野枝(1895 – 1923)。貧しい家で育った野枝は、平塚らいてうの「元始、女性は太陽であった」という言葉に感銘を受け、結婚をせず上京。自由を渇望し、バイタリティ溢れる情熱で「青鞜社」に参加すると、結婚制度や社会道徳に異議を申し立てていく。
そんな伊藤野枝を演じたのは吉高由里子、平塚らいてうに松下奈緒。そして稲垣吾郎が野枝の第一の夫でダダイストの辻潤を、永山瑛太が後のパートナーとなる無政府主義者・大杉栄を演じる。
『花子とアン』ディレクターと吉高、9年ぶりタッグ
吉川英治文学賞を受賞した村山由佳の評伝小説「風よ あらしよ」を原作に、向田邦子賞受賞の矢島弘一が脚本を担当した本作。演出を務めた柳川強は、「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子の波乱万丈の人生を描いたNHK連続テレビ小説『花子とアン』のディレクターも務めており、本ドラマでも主演を演じきった吉高由里子とは9年ぶりのタッグ作となった。
ひとりの女性の短くも激しい生涯から100年。いま何が変わり、なにが残されているのか。言葉ばかりの“女性活躍時代”に違和感を覚える人こそ、本作から得るものは大きいはずだ。
『風よ あらしよ 劇場版』は2024年2月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開
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