キム・ダミ「本当に高校時代に戻ったような感じ」
公開された場面カットの中でも、三人が仲を深める海デートのシーンは見ているだけで頬が緩むような微笑ましい場面に仕上がっている。この海デートの場面を「お気に入りのシーン」として挙げるのは、主演のキム・ダミ(ミソ役)とピョン・ウソク(ジヌ役)の二人だ。
「同世代三人ということもあり、共演シーンの撮影はとても楽しかったことを覚えています」と振り返るダミは、海での撮影シーンが最も心に焼き付いているそう。「撮影だということを忘れるくらい楽しく遊びました。本当に高校時代に戻ったような感じがしました」という言葉の通り、幸せそうにはしゃぎながら遊ぶ三人の姿がエモーショナルに映し出されている。
このシーンをダミ同様にお気に入りとして挙げているウソクも、「その後(徐々に)それぞれが感情的に深刻になりつらくなっていくので、その幸せだった瞬間を、ジヌとしても僕としてもずっと覚えていたいと思いました」と、三人の関係性の変化について思い入れたっぷりに語る。
チョン・ソニ「済州島の空気と風景は、青春の姿と似ている」
温かさの中にどこか切なさが入り混じるようなシーンが多い本作だが、物語の舞台として撮影が行われたのは韓国の最南部に位置する済州島。済州島は1年中気候が穏やかなことから“韓国のハワイ”とも呼ばれ、自然豊かなリゾート地としても有名だ。
この済州島での撮影はキャストたちの心にも深く刻まれているようで、それぞれ次のように思い出を振り返っている。
(済州島では)美味しいものをたくさん食べに行きました。撮影期間中、ソニさんが私の隣の部屋だったので、お互いに必要なものがあれば貸し借りして、部屋では色々な話もしました。ささやかなことではありますが、とても幸せな時間を過ごしました。(キム・ダミ)
済州島の空気と風景は、青春の姿と似ているところが多く、それを全身で感じながら撮影に臨むことができました。(チョン・ソニ)
シナリオを初めて読んだとき、済州島での撮影がとても楽しみでした。やはり撮影のときは心に迫るものがありましたし、済州島ならではの色感がとても美しく、撮影が終わって4時か5時くらいに食事に行く途中で見える夕焼けが本当にきれいだった記憶があり、癒されました。(ピョン・ウソク)
ミソとハウンが織りなす、胸をぎゅっと締め付けるような温かくも切ない友情の物語に、韓国・済州島の美しい空気と風景がより一層の深みを与えていることがうかがえる。多くの観客の心に響く至極の感涙ドラマの行方はもちろん、情緒あふれる世界観も見逃せない。
『ソウルメイト』は2024年2月23日(金・祝)より新宿ピカデリーほか全国公開
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