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アカデミー賞ノミネートの最注目ミュージカル映画
巨匠スティーブン・スピルバーグによる名作をミュージカル映画として新たに蘇らせた新作映画『カラーパープル』が、2024年2月9日(金)より全国公開。先日発表された第96回アカデミー賞ノミネーションではダニエル・ブルックスが助演女優賞にノミネートされ、日本公開目前というタイミングでさらに話題を呼んでいる。
スピルバーグ御大ほか豪華制作陣も話題の本作には、どんな“こだわり”が隠されているのか? 撮影、照明、衣装、そして色彩設計に至るまで徹底された、オスカー作品『シェイプ・オブ・ウォーター』も手掛けた精鋭スタッフ&監督が制作秘話を明かすコメントが到着した。
スピルバーグ“無冠の名作”を換骨奪胎
最新ミュージカル映画『カラーパープル』のオリジナルは、ピューリッツァー賞受賞のアリス・ウォーカーによる同名小説を原作に、スピルバーグが『E.T.』 の後初めてシリアスな作品に挑んだ1985年の同名映画。第58回アカデミー賞で10部門11ノミネートを果たしながらも無冠となったが、クチコミの力で全米1位、5ヶ月以上のロングランとなった“伝説”の作品だ。(※BOXOFFICE Mojo調べ)
このたび38年の時を経て、ミュージカル映画としてスクリーンに甦った『カラーパープル』。製作にはスピルバーグを始め、オリジナル版で映画初出演でアカデミー賞®助演女優賞ノミネートのオプラ・ウィンフリー、オリジナル版でアカデミー賞作曲賞と歌曲賞にノミネートのクインシー・ジョーンズが顔を揃え、新鋭ブリッツ・バザウーレ監督が、《希望》と《自己肯定感》を求める女性たちの姿をエモーショナルにとらえ、キャストたちの圧巻の歌声が観る者の心を奮い立たせる力強いミュージカルとなっている。
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