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アイヌの心には、カムイ(神)が宿る――
全てに神が宿ると信じ、北海道の厳しくも豊かな自然と共存して生きてきたアイヌ民族。日本の北方エリアにおける先住民として独自の文化を築いてきたアイヌ民族は、やがて和人(大和民族)によって差別と迫害の日々を余儀なくされていく。生活の糧であった狩猟・サケ漁が禁止され、住んでいた土地を奪われ、アイヌ語が禁止された。“同じ民族ではない”という理由で――。
1903年に北海道で生まれた知里幸恵(ちり ゆきえ)という実在の人物をモデルに、アイヌ民族の壮絶な史実を赤裸々に描いた映画『カムイのうた』が、2024年1月26日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開となる。
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