業界注目の若手監督&若手俳優が魅せる化学反応
映像では、幼馴染の愛(長澤樹)と宗介(窪塚愛流)と、それぞれの母親との関係性、そして多感な14歳の心の動きが丁寧に描かれている。
宗介は、母親(林田麻里)が夫を亡くしたことで心を病み、愛と、愛の母・由美(田中麗奈)と3人で暮らしていた。しかし、あることをきっかけに由美が死んでしまう。愛は父親に連れられて東京に引っ越しを余儀なくされ、宗介は北海道に残されることに。心がバラバラになった2人は、東京と北海道という遠く離れた場所で、何を見つけるのか…。
内気な主人公・愛を演じるのは、CM・ドラマ等で活躍し、Netflix作品『First Love 初恋』の主人公の妹・優雨役や、『ちひろさん』の宇部千夏(通称・べっちん)役などで存在感を示した長澤樹。今作では、セリフがほとんどない中、本心を内に秘めた難しい役どころを演じている。
愛の幼馴染・宗介を演じる窪塚愛流は、テレビドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』でも話題を呼び、映画『ハピネス』の公開も控えるなど、若手実力派として着実に出演作品を重ねている。今作では、怒りと悲しみが入り混じる多感な青年を見事に体現。高校時代に母親を亡くしたという宮嶋監督の自伝的要素を込めた物語が、二人の演技と化学反応を引き起こし、心を揺さぶられる映像に仕上がっている。
ポスタービジュアルには、北海道の美しい大雪原の中で佇む愛と宗介の印象的なカットと共に、「14歳の愛と宗介。母を亡くし、こころがはち切れた。そして、世界を知った。」というキャッチコピーが添えられている。
<コメント>
長澤樹
『愛のゆくえ』の主人公【愛】を演じるんだと最初は意気込んでいましたが、いざ撮影となった時はとにかく全力で一生懸命でした。周りの方々の支えあってこそだったなと思います。窪塚さんと監督とは年が近かったので勝手にお兄さんお姉さんみたいに思っていました!それくらい親身になって寄り添って頂き、二人三脚で撮影していたなと思います。この作品に関わった方全員で細部までこだわって作り上げた作品になっています。是非劇場でご覧下さい!
窪塚愛流
自分が演じた役は、幼い頃に“愛”を無くし、幼馴染の家族を実の家族と思い生きていくと決意した中学2年生。自分が生きてきた20年間とは共通点がない上に1度も行ったことのない北海道での撮影。慣れない土地での芝居は、想像以上に厳しく、時には悔しい思いもしました。そんな中でも、監督と長澤さんとのコミュニケーションが自分の大きな支えになりました。クランクインをして、長澤さんと初めて芝居を交わした時、抱えていた不安が少しづつ消え、宗介という役が初めて腑に落ちました。
お芝居に関しては、自分が悩んでる事を監督に伝え、疑問のままで終わることがないように話し合って作り上げていきました。本作品は、愛する人を失った事実とどう向き合い、生きていくのかという物語。これからご覧いただく方に問いたい。あなたならどう受け止めますか?
『愛のゆくえ』は2024年3月1日(金)より全国順次公開