かつてネット巨大掲示板2ちゃんねるのオカルト板で都市伝説として広まった“異世界エレベーター”が登場するSFヒューマンストーリー、映画『光る鯨』が2023年12月8日(金)より全国順次公開中だ。
“パラレルワールド”をめぐるSF人間ドラマ
幼少期に両親を亡くした23歳のコンビニ店員、志村イトは姉と二人で暮らしている。幼馴染の新進作家、高島はかると音信不通となり数ヶ月が過ぎていた。イトは彼への密かな想いを断ち切ることができず、 かつて家族で暮らした高層団地へと向かう。
はかるの処女作「光る鯨」を手に古いエレベーターに乗り込むと、上昇と下降を繰り返す。彼女の記憶は深く深く潜っていく。深夜2時、誰もいない11階に止まった時、ついに《異世界エレベーター》が発動。イトは、いなくなった人に会える世界=パラレルワールドへと足を踏み入れるが――。
元TEMPURA KIDZの関口蒼が初主演
監督を務めるのは、は第11回田辺・弁慶映画祭でキネマイスター賞と映画.com賞をW受賞したSFラブストーリー『ラストラブレター』がテアトル新宿、ユーロスペース等で公開され好評を博した森田博之。主人公・イトを演じるのは映画初主演、元TEMPURA KIDZの関口蒼だ。
また、イトの幼馴染みで新進小説家・はかるを『明ける夜に』の佐野日菜汰、イトの姉・冬海を『空の瞳とカタツムリ』の中神円、カフェのマスターを『馬の骨』の桐生コウジが演じる。他に古矢航之介、瀧石涼葉、山口友和、水沢朋美、『ラストラブレター』でW主演したミネオショウ、影山祐子らが、SFの世界観の中で存在感のある役柄で脇を固めている。
『光る鯨』は2023年12月8(金)より池袋HUMAXシネマズにて公開中、ほか全国順次公開