その名を忘れるな!悪魔の天使フュリオサの誕生
舞台となるのは、世界の崩壊から45年後の世界。家族から引き離された若きフュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)の、人生を懸けて故郷へと帰ろうとする“修羅の道”が描かれる。彼女はウォーロード・ディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)率いるバイカーの大群の手に落ち、荒地で戦いに明け暮れる男達と行動を共にしていくうちに、城塞都市に君臨するイモータン・ジョーと出くわすのだった。
数々のアクションシーンには、イモータン・ジョーに馴染みの改造車や彼を神のように崇拝する私設軍隊のウォーボーイズが映し出され、ディメンタス将軍とイモータン・ジョーの水、緑、石油…土地の覇権を巡る争いから、フュリオサの数々の試練と故郷への道を探す姿が描かれていく。
激しさを増す追跡や、炸裂するバトル……「私はフュリオサ」と叫ぶ彼女に「問題はお前が歴史に名を残せるのかだ」とディメンタス将軍が語りかける。今作に関して、監督のジョージ・ミラーは、「『怒りのデス・ロード』は3日2晩の出来事でロードムービーでしたが、この映画は15年にわたるフュリオサの物語だ」と話しているように、予告編の最後には、バズカット姿の成長したフュリオサが披露される。
前作では、5か月に及ぶ砂漠での撮影はフィルム480時間分にも及び、そのすべてを観るには3カ月かかることが発表され話題になったが、本作でもどこまで過酷なリアルアクションが映像に焼き付けられているのか、荒廃した砂漠の大地で繰り広げられる究極のスリルライドは、2024年のマスターピースになることは必須。さらにに気になるのは、前作でイモータン・ジョー演じるヒュー・キース・バーンは2020年に亡くなっているが、予告で描かれているのは誰がどのように演じているのか!?
US予告と共にブラジルコミコンで解禁されたファーストルックのビジュアルは、黄金に輝くフュリオサを、名誉の戦死を遂げ魂が英雄の館に招かれたであろう屍たちが称えている。まさにマッドマックスの世界であり、彼女の修羅の道を想起させる観たことがないビジュアルになっている。
『マッドマックス:フュリオサ』は2024年全国公開