「5歳のドンミン(本名)が、こんな髪型だった」
大都会・釜山を舞台に、騒音反応型爆弾テロを起こす天才爆弾魔(イ・ジョンソク)と標的にされた元海軍副長カン・ドヨン(キム・レウォン)との攻防を描く本作。レウォンやジョンソク、チャウヌ(ASTRO)のほか、韓国映画界を代表する豪華キャストが出演していることでも話題を呼んでいる。
そんな本作でチャウヌが演じるのは、物語のカギを握る海軍潜水艦“ハルラ”の乗組員で、鋭い聴覚を生かして水中の音響情報を分析し識別する役割を担う、海軍潜水艦音響探知下士官のチョン・テリョン。黒髪・短髪に軍服と、普段の華やかなアイドルとしてのチャウヌとは一味違う、新鮮な姿を披露している。
撮影に入る前、役に合わせて散髪したというチャウヌは、短髪の自分の姿を改めて見て「僕の弟にそっくり。弟は今も短いスタイルなんです」と言い、「デビュー以来、最も短いヘアスタイルです。みんなにはよく似合うと言われるけど、僕はまだ慣れていない気がします。5歳のドンミン(本名)がこんな髪型だった」と笑いながら明かしている。
「チャウヌさんは完璧にキャラクターを演じ切り、本当に驚きました」
髪を短く切って撮影に挑んだチャウヌは、自身が演じたテリョンについて「音響探査員という仕事自体が新しくて、どう表現すればいいのか悩み、勉強しました。特に緊迫した状況の中で不安と恐怖を感じますが、音に集中する様子を表現したかった」と苦労を吐露。
撮影中によく話をしたという本作の監督ファン・イノは「チャウヌさんが出てくるシーンは全て簡単なシーンではなかったと思います。それでも彼は完璧にキャラクターを演じ切り、本当に驚きました」と称賛した。
撮影の合間にはセットの潜水艦を探索して演技プランを練ったり、監督にアドバイスを求めたりなど、演じることへの努力を惜しまなかったチャウヌ。ぜひ彼の勇姿を大スクリーン&大音響で確かめよう。
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