各登場人物の重要シーン満載!
Vaundy自身初の映画主題歌となった本楽曲は、書き溜めた未発表の曲から、映画の世界観に合うものをVaundyが選び提供した重要な一曲。<長尺予告「呼吸のように」Ver.>は、映画監督・岡下慶仁がディレクションし、本作の岸善幸監督が監修を務めた。
映像は、新垣演じる夏月がプールに浮かんでいる映像から始まり、中学時代の夏月(滝口芽里衣)と佳道(齋藤潤)が登場する。校舎裏で言葉を交わすことなく、とある秘密を共有しあうふたり。蛇口から噴き出す水を浴びて恍惚とした表情を浮かべている。さらに現在へと切り替わり、激しく流れ落ちる滝を見つめる夏月と佳道(磯村勇斗)の背姿が映し出される。当該シーンはWEB初公開の映像も含んだ重要シーンだ。
そして、稲垣演じる検事の啓喜が息子の教育方針を巡って妻と衝突しているシーン、佐藤演じる大也の感情の発露そのもののダンスシーン、東野演じる八重子が涙ながらに何かを訴えるシーンも映し出される。違う場所、違う人生、違う境遇で生きる人々の人生が、誰も予想できなかった感情で少しずつ近づいていく…。
“この世界を生き抜くために”恋愛感情抜きの偽装結婚という共犯関係を結んだ夏月と佳道。彼らが本物の新婚夫婦さながら水飲み場で楽し気に戯れ、劇中でも特に多幸感溢れる開放的なワンシーンに重なる「僕の日々の中で 君がまだ息を吸うなら 僕は君の横で ずっと息を吐いてていいかい」の歌詞。かけがえのない人とのつながりを表現した「呼吸のように」の歌詞が深い余韻を響かせる。
そしてラスト、取調室で向かい合う啓喜と夏月。そこで交わされる言葉、そして衝撃の結末とは——。映画を観る前と観た後では受ける印象がガラリと変わる<長尺予告「呼吸のように」Ver.>。ぜひ見比べてみてほしい。
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