インドネシアの実力派女性監督が描く骨太な女性ヒーロー物語
『スリ・アシィ』舞台は原作から現代に置き換えられ、現代のインドネシアの社会問題や人間ドラマも描かれており、子どもから大人まで楽しめるよう仕上がっている。監督のウピは現在、インドネシアで最も多くの尊敬を集める女性映画監督の1人として知られており、国内で最も歴史と権威のあるインドネシア映画祭(FFI)でも数々のノミネートを受けている。彼女の作品は、常に社会問題をうまく取り入れているところが特徴だ。
主演は、インスタグラムのフォロワー数が1800万人を超えるインドネシアの大人気女優、ペフィタ・ピアース。そのほか、インドネシアのトップスターとして知られるレザ・ラハディアンや、映画界で活躍する大女優クリスティン・ハキム、映画祭でも注目されているジェフリ・ニコルなど、豪華俳優陣が集結した。
そんな本作は、第19回FANTASTIC FESTで「Next Wave」部門「Best Picture」を受賞したほか、第52回ロッテルダム国際映画祭「Limelight」部門、第25回ウディネ・ファーイースト映画祭コンペティション部門、第27回富川国際ファンタスティック映画祭「Mad MaxX」部門に正式出品されるなど、世界で注目を集めている。
【著名人コメント】
杉山すぴ豊/アメコミ系映画ライター
格闘アクションであり犯罪サスペンスでありオカルト物であり王道のスーパーヒーロー映画!ワンダーウーマンのように神秘的でブラック・ウィドウのようにクールなスリ・アシィ!実は彼女は1954年にインドネシアのコミックでデビューした女性ヒーローの草分け的存在。そのスリがついにスクリーン・デビュー。しかも本作はインドネシアの大手コミックが仕掛けるブンミラゲット・シネマティック・ユニバース(BCU)の1つ。BCU がもっと観たい!だからスリ・アシィを日本でもヒットさせましょう!
喜矢武豊/ゴールデンボンバー・ギター、俳優
70年前からあるインドネシアの伝説の漫画が原作の元祖ヒーローとも言える「スリ・アシ」の実写化。
格闘家として生きるペビータピアース演じる主人公のアラナ。女性だからと舐めてかかる男たちをねじ伏せる強さがスカッとします!強い女性はカッコいい!惚れてまうやろ!
そして強大な敵を倒すために覚醒し、人間離れした強さを発揮する無双アクション!分かりやすいストーリーと悪者を瞬殺する痛快アクションが見ものです!
根岸拓哉/俳優(ウルトラマンギンガ 主演)
正義とは何なのか。誰かを守る力。誰かのために闘う強さ。
壮絶なアクション、迫真の表現、素晴らしい映像演出の世界に引き込まれた、あっという間の 2 時間でした。
大切な人のために命を張れて皆の憧れになるヒーロー。
自分もヒーロー作品をやった人間として常に覚悟を持って生きているが
今後も小さな事でも、周りの人のために行動ができる人生を送りたいと改めて思いました。
与座重理久/俳優(ULTRASEVEN X 主演)
悪魔の王国の復活を目論む悪に対し、主人公アラナが数々の困難に直面し葛藤しながら突き進む姿に、以前自身が演じたキャラクターを彷彿させる面もあり共感する所が多々あった。
ラスボスとの攻防戦のスリル感も圧巻の演出だったと思う。
主人公が全ての感情を超越して辿り着いた境地…
スリアシィの強さは今後のアジアンマーベリックシリーズ誕生を予感させる。
今後の展開も目が離せない。
個人的には弱虫キャラのタングーのヤケクソ姿も最高にスッキリした。笑
『スリ・アシィ』は2023年12月15日(金)より全国順次公開