「冒頭5秒、あなたは既に、騙されている」
15秒バージョンでは、「冒頭5秒、あなたは既に、騙されている」と映画のキャッチコピーを語りながらトレードマークの赤いジャケットを着たカズレーザーが登場。「娘を探して<仕掛けられた世界>に踏み込んだ刑事に待ち受ける、謎、謎、謎」というナレーションに、横転するトラック、主人公ダニー・ロークが探す行方不明の娘の写真、建物が縦横無尽に動き、天地が反転するアメージングな世界が畳みかけられ、謎に満ちた映像が連射される。
「どんどん嵌っていきます、どんどん」
30秒バージョンでは、「クイズには、解けない面白さがあるわけですがこの映画は盛大な謎かけのようで」「娘を探す刑事がとんでもない世界に踏み込みます。先を予想しますよね?あ、わかった!かと思うと、予想を超えた展開がきて、騙される」と、まるでドミノのように謎が連鎖する脚本を絶賛。「どんどん嵌っていきます、どんどん」と、予想を大きく覆す展開に誰もが翻弄されると断言している。
両バージョンともに、カズレーザーを思わせる赤いジャケット姿の謎の集団が銃を構えて建物を包囲するシーンが意味深に差し込まれており、カズレーザーが「あなたに解けますか?」と挑発し、目の前に並べられた“ドミノ”を倒すシーンへとなだれ込むインパクト絶大な内容となっている。
公開に先駆けて本作を鑑賞したカズレーザーは、「この映画に騙されないのは不可能。結末が読めるわけがないですね」とまんまと騙されたことを告白。「騙す、騙されるというのは本筋ではなくて。実際の核になっているテーマは家族愛だったりもするので、キャッチコピーにも騙されました」とロバート・ロドリゲス監督が作り上げた“仕掛けられた世界”の先にある物語の核心に触れ、ラストは、「え?どうすんの?こう進んでいくか?!どうすんのこれ?という展開からぎゅっと最後に風呂敷をたたんでいく感じ。伏線、謎解きというよりもテンポよくびっくりし続ける映画」と謎が連鎖するノンストップの展開でありながら、僅か94分の作品に仕上げた監督の手腕にも脱帽したと明かし鑑賞中の驚きを振り返った。
ベン・アフレックが演じる、刑事・ロークについては、「映画の前に説明される情報がすでにフリになっている。『こういう人ですよ、こういう目でみてください』からもう始まっている感じがズルいなと思いますね」と意味深なコメント。公開を待ちわびる観客へのメッセージとして、「『冒頭5秒で、騙される』というコピーがあると騙されないように身構えてしまうと思うんですけど、無駄な抵抗です。どうせ騙されます。ハイテンポな映像に身をゆだねてください!」とレコメントしている。
『ドミノ』は10月27日(金)より全国公開