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16年ぶりのタッグ作『キャッシュトラック』(2021年)で相変わらずの好相性ぶりを見せつけたジェイソン・ステイサムとガイ・リッチー監督が早くも再タッグを組んだ、『オペレーション・フォーチュン』が2023年10月13日(金)より全国公開となる。
エンタメに振り切った“陽”のステイサム×リッチー映画
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998年)や『スナッチ』(2000年)などの軽快なクライムアクション、そして思いっきりダークな方向に振り切ったバイオレンスアクション『キャッシュトラック』で新たな可能性を感じさせた最強タッグが贈る最新作『オペレーション・フォーチュン』。本作は、ゼロ年代リッチー監督作を彷彿させた『ジェントルメン』(2019年)とも異なる、よりエンターテインメントに振り切った“陽”のリッチー映画である。
予告映像からも分かるように本作はスパイ映画をベースにした、いわゆるケイパーもの。そしてステイサム作品にしては珍しくコメディ要素もあり、その多くを今大人気のオーブリー・プラザが担っている。もう一人の相方を演じるバグジー・マローンの本業はラッパーで、『ジェントルメン』に続いての出演だ。
ステイサムが演じるオーソン・フォーチュンは“最強のスパイ”だが、様々な欠点も抱えていて人間味たっぷり。豪華な世界ロケでこんなにカジュアルなスパイアクション大作を撮ってしまうリッチーには余裕すら感じさせるし、ならばこちらも肩の力を抜いてたっぷり楽しんでやろうじゃないの、という気分にさせる快作に仕上がっている。
『オペレーション・フォーチュン』は2023年10月13日(金)TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
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