“次世代のタランティーノ”との呼び声が高い、アナ・リリ・アミリプール監督の最新作『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』が、11月17日(金)より公開される。このたび、本作の場面写真が一挙解禁となった。
ポップでダークなおとぎ話
アナ・リリ・アミリプール監督の長編監督デビュー作『ザ・ヴァンパイア ~残酷な牙を持つ少女~』は「サンダンス映画祭」をはじめ世界各地の映画祭で絶賛され、続く2作目の『マッドタウン』は「ヴェネチア国際映画祭」で審査員特別賞を受賞するなど、世界中から高い評価を得ている映画作家だ。本作でもオリジナル脚本を自ら手掛け、「第78回ヴェネチア国際映画祭」のコンペティション部門に正式出品された。
本作では、サイケデリックな音楽が鳴り響く刺激と快楽の街・ニューオーリンズを舞台に、エキセントリックでミステリアスな〈モナ・リザ〉の逃走劇を描く。
「あの頃ペニー・レインと」ケイト・ハドソン × 「ペーパー・ハウス・コリア」チョン・ジョンソ
〈モナ・リザ〉をある計画に引き込むシングルマザーのダンサー役に、『あの頃ペニー・レインと』のケイト・ハドソン。〈モナ・リザ〉を演じるのは、『バーニング 劇場版』でデビューして以来、Netflix制作のホラー映画『ザ・コール』やオリジナルドラマ『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』でメインキャストを演じ、今注目を集める韓国人俳優チョン・ジョンソ。2人を追いかける警官には、人気コメディシリーズ『ジ・オフィス』のクレイグ・ロビンソン。
〈モナ・リザ〉に恋する自称DJのファズには、『デッドプール』やザック・スナイダー監督の公開待機作『REBEL MOON: パート1 炎の子』のエド・スクライン。撮影には、『ミッドサマー』などアリ・アスター監督作でお馴染みの名カメラマン、パヴェウ・ポゴジェルスキが参加し、不穏な月が微笑むネオンカラーの街を舞台にポップでダークなおとぎ話を作り上げた。
場面写真に収められているのは、ミステリアスな雰囲気を放つ〈モナ・リザ〉と、彼女を取り巻く個性豊かなキャラクターたち。ネオンカラーが印象的な独特の世界観にあふれたスタイリッシュなビジュアルとなっている。ケイト・ハドソンは派手な服装に身を包み、これまでにない新たな一面を見せた。また、白い拘束衣やTシャツ姿、星形のサングラスとヘッドホンなど、さまざまな姿に変身する〈モナ・リザ〉にも注目だ。
アミリプール監督は、〈モナ・リザ〉のアイデアが生まれた経緯について、「〈モナ・リザ〉という強いパワーを持った女性のキャラクターは“月”から生まれました。“狼男”の精神とDNAを受け継ぎつつ、より愛着を感じるものにしたいと思ったのです」とコメントしている。
世界的に高い評価を得ている新進気鋭の監督が描く、ビジュアル・音楽・カルチャー、すべてが独特の世界観にあふれた新感覚ムービー『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』は、11月17日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて全国公開。