55年に渡って愛されてきたもはやカルチャーとなった国民的TVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」。子供から大人まで、人々は妖怪や怪奇に怯えながらも、鬼太郎とその仲間たちと友達になりたいと憧れた。
2023年、水木しげる生誕100周年記念作品として、みんなが知っているようで知らない“鬼太郎の誕生”について、そして、かつての目玉おやじについて初めて語られる、映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が、11月17日(金)より公開。このたび、鬼太郎の父達の過去が明かされる予告編と最終版ポスター、主要キャラクターを演じる14人の豪華声優陣が一挙解禁となった。
運命の出会いが、血塗られた扉を開く
監督は『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』でも監督を務めた古賀豪、脚本はTVアニメ「マクロスF」などで知られる吉野弘幸、キャラクターデザインを『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で副監督を務めた若手注目株の谷田部透湖が担当する。
キャスト陣は、TVアニメ版「ゲゲゲの鬼太郎」(第6期)で鬼太郎を演じた沢城みゆき、目玉おやじを演じた野沢雅⼦、おなじみのキャラクターに似たある少年役として古川登志夫の出演がすでに発表され大きな注目が集まっている。
絶対に覗いてはならない“呪われた村で起こった惨劇”とは?
予告編は、こちらを見つめ座り込む鬼太郎の警告から始まり、冒頭から不穏な物語の始まりを予感させる。舞台は昭和31年、哭倉村(なぐらむら)。鬼太郎の父は、行方不明になった妻を探して哭倉村へとやってきていた。水木は血液銀行に勤めるサラリーマンで、日本の政財界を裏で操る龍賀一族が経営する龍賀製薬を担当している。当主の死去に伴い密命を背負って村へと向かうことになった水木は、鬼太郎の父であるかつての目玉おやじと出会う。
滅多に余所者の出入りがない村で、人々から向けられる冷ややかな視線に不安を感じ始めたころ、一族の中で、凄惨な殺人事件が起る。禍々しい鳥居、謎の薬瓶、白い顔に黒い歯の男、不気味な老人、そして次々と現われる妖怪たち…。人間も妖怪も“何か”を隠しているこの村に秘められた恐ろしい真実とは?そして、本来であれば、交わるはずのなかった2人の出会いは、鬼太郎の誕生にどう影響してくるのか?父となる者たちの物語に、期待が集まる。
ポスタービジュアルは、荒れ果てた家屋の前でこちらを見て佇む鬼太郎、そして本作としては初めてポスターに登場する現代の目玉おやじの姿が。背後のガラス窓には、かつての目玉おやじと水木が映り込んでいる。この出会いの先に待ち受けているのは恐怖か、それとも救いなのか——。