待望の劇場版アニメ最新作
1985年に北条司が「週刊少年ジャンプ」にて連載を開始した「シティーハンター」は、単行本の累計発行部数5,000万部を超え、TVアニメシリーズから約20年ぶりの復活となった2019年公開の『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』は、観客動員100万人を超える大ヒットを記録した。
劇場版アニメ最新作の制作は、アニメシリーズを歴任してきたサンライズに加え、映画『すずめの戸締まり』の制作にも携わったアンサー・スタジオを迎えた強力タッグ。前作に引き続き、TVシリーズ初代監督・こだま兼嗣が総監督としてスタッフ陣を牽引していく。脚本は初参加のむとうやすゆき(『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』脚本、『東京リベンジャーズ』シリーズ構成)が務める。
声優陣は、冴羽獠役の神谷明、槇村香役の伊倉一恵を筆頭にオリジナルキャストが再集結。依頼人・アンジー役は、フランス版実写映画『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』で香の吹き替えを担当した沢城みゆき、獠を狙う組織の傭兵・ピラルクー役に関智一、その相棒・エスパーダ役に木村昴、獠の過去を知る男・海原神役は堀内賢雄が演じる。
そして、エンディングテーマに欠かせない「Get Wild」に加え、TM NETWORKが本作のために書き下ろした新曲「Whatever Comes」がオープニングテーマに決定。「シティーハンター」最終章をより鮮やかに彩っていく。
冴羽獠のギャップがたまらない!
主人公・冴羽獠は、正確無比な銃の腕と鋭い洞察力を持ち、裏社会ナンバーワンの実力を持つ始末屋(スイーパー)。長身で鍛え抜かれた肉体を持ちながらも美女には弱く、たとえ依頼人であってもつい“もっこり”してしまう。場面写真でも、依頼人・アンジーの美しさに感動し瞳をうるうるさせて拝んだり、デレデレしながら話したりなど、相変わらずの美女好きであることが確認できる。
しかし、冴羽獠の最大の魅力はそのギャップ。普段は無類の美女好きとして飄々としている獠だが、いざピンチが訪れるとまるで別人のように冷静でクールなキャラクターに豹変。真剣な表情で周囲を観察したり、物思いにグラスを見つめたりなど、今作でも軟派なところと硬派なところを常に行き来している。
仕事は完璧に実行し無敵でカッコいい冴羽獠だが、普段は美女好きという完璧すぎないギャップを持ち合わせているからこそ、多くの人を魅了し続けているのだろう。今作ではそんな冴羽獠の見どころが満載だ。
『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』は9月8日(金)より全国公開