品川ヒロシ監督最新作
原作は、品川ヒロシの中学からの友人・井口達也の青年時代を詰め込んだ実録物語。 “狛江の狂犬”と恐れられた伝説の超不良・井口達也が、少年院から出所した。地元から遠く離れた叔父叔母の元、焼肉店「三塁」で働きながらの生活を始めるが、保護観察中の達也は、次喧嘩をすれば一発アウトだ。そんな彼の前に現れたのは、暴走族「斬人(キリヒト)」副総長の安倍要。この出会いが達也の壮絶な更生生活の始まりだった。暴走族の抗争、新しい仲間・家族との出会い、守るべきものができた達也の進む道は——。
出演は、主人公・井口達也役に倉悠貴、暴走族「斬人」メンバー/ 総長の丹沢敦司役に醍醐虎汰朗、副総長の安倍 要役に⽔上恒司、特攻隊長の長嶋圭吾役に與那城奨(JO1 )、親衛隊長・目黒修也役に⼤平祥⽣(JO1)、期待のルーキー沢村 良役に⾦城碧海(JO1)、ヒロイン・皆川千紘役に与田祐希(乃木坂46)など、豪華新鋭キャストが集結。
アウトな世界で生きる超アウトローな奴ら集結
今回解禁となったのは、少年院から出所したばかり、次喧嘩をしたら一発OUTな主人公・達也(倉悠貴)や、達也と深い関わりを持っていくことになる暴走族「斬人(キリヒト)」メンバーらの臨場感あふれる瞬間を切り取った場面写真の数々。
保護観察中で喧嘩なんてもってのほか、トラブル一つ起こせないはずの達也が鋭い眼光で凄む緊迫感あふれるシーンや、「斬人」の面々に取り囲まれる達也の姿、さらに、「斬人」の副総長・安倍要(⽔上恒司)とは、今にも殴り合いが始まりそうな一触即発な睨み合いのシーンが到着しており、達也と「斬人」の間で何が起こるのか、激しい展開が待ち受けていることを予感させる。特攻服を着て集結する「斬人」を捉えたド迫力のカットからは、圧倒的オーラとカリスマ性でチームをまとめる総長・丹沢敦司(醍醐虎汰朗)の凄みも垣間見える。
達也の更生に協力する焼肉屋「三塁」主人のおじちゃん(杉本哲太)、おばちゃん(渡辺満里奈)の心配そうな表情も到着しており、誰が相手でも物怖じせず達也や総長・丹沢をも一喝するヒロイン・皆川千紘(与田祐希)との関係も気になるところ、様々な思惑とそれぞれの正義がぶつかりあいながら、“狛江の狂犬”と恐れられた伝説の超不良・井口達也が歩み始める更生生活に壮絶な波乱が待ち受ける。
「やりたいことを全部詰め込もうと思っていました」
品川監督は完成間近の本作について、「映画を撮りはじめるきっかけになったジャンルである“ヤンキー映画”“不良モノ”は、WOWOWのドラマ『ドロップ』とこの映画『OUT』で最後、撮り収めのつもりで、やりたいことを全部詰め込もうと思っていました。自分も楽しく読ませて頂いている原作コミックの魅力もあるし、映画らしいアクションも見せたい、男のバカみたいなところも描きたい。喧嘩をせずに耐えなきゃいけない達也として、倉くんのナイーブな一面やセンシティブな芝居が活きてきて、高度なアクションも要求したので肉体的にも毎日相当しんどく大変だったと思いますが、非常に素晴らしい表現をしてくれました。皆さんに面白いと言ってもらえるよう、完成に向けて緊張感のある日々です」と明かし、自身にとって一つの集大成となる1本の完成にむけ、決意を新たにコメントを寄せている。
映画『OUT』は11月17日(金)より全国劇場公開