伝説的人気コミックが実写化
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の『ONE PIECE』は、尾田栄一郎による日本を代表する世界的人気コミック。伝説の“海賊王”ゴール・D・ロジャーが残した“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を巡り、モンキー・D・ルフィ率いる海賊“麦わらの一味”が大海原へと繰り出す壮大な海洋冒険ロマン。
舞台は大海賊時代。偉大なる海賊・赤髪のシャンクス(ピーター・ガディオット)に憧れる少年ルフィは、シャンクスと海での再会を約束する。それから数年後、成長したルフィ(イニャキ・ゴドイ)は揺るがぬ夢を抱え、海賊王を目指して大海原へ。予測不能な冒険の中で、ルフィはゾロ(新田真剣佑)、ナミ(エミリー・ラッド)、ウソップ(ジェイコブ・ロメロ・ギブソン)、サンジ(タズ・スカイラー)ら仲間たちと出会っていく—。
尾田栄一郎「直感的に“ルフィだ”と思った」
5月に撮影された本映像では、見渡す限り「ONE PIECE」のアイテムで埋め尽くされる尾田のアトリエに目を輝かせるイニャキ・ゴドイと、そんな彼に駆け寄ってがっしりと抱擁を交わす尾田栄一郎の姿が映し出される。イニャキにとって本作は俳優人生のターニングポイントとも言える作品であり、「お会いできてうれしいです」と憧れの存在を目の前に興奮冷めやらぬ様子を見せる。尾田は「『ONE PIECE』を始めた26年前は、とてもこんな漫画が映像化できる時代ではなかったんです。だけど、技術が上がりなんでも映像化できるようになって、これなら信頼できるスタッフさえ見つかれば映像化できると思いました」と感慨に浸りながら振り返る。
さらに「実写化で一番心配だったのは、ルフィのような人間が見つかるのかということでした。だからオーディションの動画をたくさん見ていて、イニャキ君を見た時に笑ってしまいました。僕の描く漫画みたいな人だったから」とイニャキの存在が実写化の実現には欠かせなかったと明かした。それを聞いたイニャキは涙ぐみながら「(僕も)運命だと思っています。長くルフィを演じるのが僕の願いです」とルフィ役への熱い思いを吐露。
イニャキ・ゴドイ「ルフィを演じれるのは夢のよう」
イニャキから尾田に送られた手紙には、「先生の『ONE PIECE』で世界中の人が幸せになっています。ルフィを演じれるのは夢のようです。全身全霊を捧げたいと思います。ルフィは僕たちの友達で、勇気や夢や家族の大切さを教えてくれます。作品に関われて光栄です。チーム全員が先生のことを尊敬しています。『ONE PIECE』と、ルフィをありがとう」と尾田と『ONE PIECE』に対する並々ならぬ愛とリスペクトが綴られていた。
映像の最後では、作中のシャンクスとルフィを彷彿とさせるように尾田がルフィのトレードマークである麦わら帽子をイニャキに託し、「僕は、君がルフィみたいに生まれてきてくれたのがありがたい。イニャキ君のルフィがみんなを元気にすると思います」と新たな『ONE PIECE』の船出に大きな期待を寄せた。
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