ウェス・アンダーソン監督最新作
『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)でアカデミー賞4部門を受賞し、『犬ヶ島』(18)でベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。その独特な世界観で観客を魅了しつづける天才監督・ウェス・アンダーソン最新作。原案は、ウェス監督と盟友ロマン・コッポラの共作。脚本はウェス監督が単独で務め、彼特有の世界観に満ちたファン必見の一作となっている。
キャストには、ウェス監督作品ではおなじみの、ジェイソン・シュワルツマン、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディらに加え、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、スティーヴ・カレル、ウィレム・デフォー、ブライアン・クランストン、ルパート・フレンド、マヤ・ホークなど豪華キャストたちが共演する。
衣装に込められたこだわりを徹底解説!
映像では、ジェフリー・ライト演じるアメリカ陸軍・ギブソン元帥と、その右腕となるトニー・レヴォロリ演じる副官それぞれの軍服、ホープ・デイヴィス演じるジュニア宇宙科学者の娘を持つ母・サンディの衣装に加え、ジェイソン・シュワルツマン演じるオーギー・スティーンベックの衣装と、スカーレット・ヨハンソン演じるミッジ・キャンベルのワンピースの5着を解説。“アステロイド・シティ”という1950年代アメリカの砂漠の街にふさわしい色調で揃えたり、戦場カメラマンであるオーギーの衣装には戦場での奮闘を想起させるエイジング加工を施し、ミッジの纏うワンピースには砂漠のロケ地にインスパイアされたサボテンの花が手描きであしらわれているなど、衣装にこめられたウェス監督・制作陣の数々のこだわりを紹介する。
「衣装が全てだった」「美しさに圧倒される」
本映像で衣装が紹介されているホープ・デイヴィスは、衣装へのこだわりを裏付けるように、「衣装が全てだった」と話す。「今回はミレーナ・カノネロが衣装を手がけているのだけど、それで役に関する全てが決定づけられた感じがする。あとは着て歩くだけ。すると、おのずと洗濯機を新調することで頭がいっぱいな50年代主婦像が浮かび上がってくる。洗濯機を新調することが、彼女の人生において最もエキサイティングな出来事なの」着るだけでキャラクターが憑依するほど計算されつくした衣装は圧巻の仕上がりだ。
ディテールまで作品の世界観に寄り添って制作された衣装。スカーレット・ヨハンソンが「大画面で見ると、没入感を味わえ、美しさに圧倒される」と絶賛する衣装を肉眼で確かめることができる貴重な機会<POP UP CAFE & EXHIBITION>は、現在「渋谷PARCO」にて開催中。
<POP UP CAFE & EXHIBITION 概要>
会期:8月25日(金)~9月10日(日)
会場:渋谷PARCO 1F 特設会場
営業時間:11:00〜21:00
※入場は閉場時間の30分前まで
※最終日は18:00閉場
『アステロイド・シティ』は9月1日(金)より全国公開