脈々と受け継がれる“師匠と弟子”
「スター・ウォーズ」では、“フォース”と呼ばれ、生きとし生けるものの中を流れる目に見えないエネルギーが登場する。誰の周りにもフォースは存在するがフォースを操る者は限られており、フォースの使い手はマスターから厳しい修行を受け様々なことを学びジェダイ・マスターへと成長していく。
「スター・ウォーズ」の師弟と言えば、一作目の映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に登場したオビ=ワン・ケノービと若きルーク・スカイウォーカーを始め、『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』のヨーダとルーク、ダークサイドのパルパティーンとダース・ベイダー、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のクワイ=ガン・ジンとオビ=ワン、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』のオビ=ワンとアナキン、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のルークとレイ、ルークとカイロ・レン、『マンダロリアン』シリーズのルークとグローグーなどの関係性が描かれている。
その中でも、本作の主人公アソーカ・タノの師匠はアナキン・スカイウォーカーであり、アソーカはアナキンにとって唯一の弟子。2人はアニメーション作品『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』と『スター・ウォーズ:反乱者たち』に登場。2人が出会い師弟として信頼関係を築くも、アソーカはジェダイの道を捨て、アナキンは暗黒面に堕ちたダース・ベイダーとなり直接対決を果たすまでが描かれた。
「学んだことを伝えよ。彼らがわしらを超えるために」
本作の製作・監督・脚本を務めたデイヴ・フィローニは、「『スター・ウォーズ』には、常に偉大な師匠と弟子の関係があります。私がこの物語で語ろうとしているのは、アナキンからアソーカ、そしてその後にも続く師弟関係についてです」と語り、アナキンとアソーカの未だ知られてない新事実が描かれることにも世界中のSWファンから期待が膨らんでいる。
映像内で、マンダロリアンの戦士サビーヌ・レンがアソーカのことを“マスター”と呼ぶ意味深な台詞が登場。アナキンの弟子だったアソーカが今度は“マスター”となり、新たな師弟関係が描かれていくのかもしれない。フォースを知り尽くすアソーカは華麗な二刀流のライトセーバーを操り、オレンジのライトセーバーを使う悪役ベイラン・コールとの戦闘シーンもあり、ライトセーバー戦にも期待が高まる。本作ではどんな物語が描かれるのか?
デイヴ・フィローニはジョージ・ルーカスから絶大な信頼を得ており、劇場新作3本全ての製作総指揮を任されており、SWファンからも信頼が厚い人物だ。ジェダイがほぼ残っていない暗黒の時代に、迫りくる恐るべき闇とは一体何のことなのか?アソーカを中心に描かれる未だ誰も見たことがない「スター・ウォーズ」の新たな歴史を刻む超重要作となることは間違いない。
『スター・ウォーズ:アソーカ』は8月23日(水)よりDisney+にて独占配信開始