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「全スパイダーマン」に狙われる!? 基本解説『アクロス・ザ・スパイダーバース』は色んな“アース”が楽しいビジュアル・エンタメ大作

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ライター:#杉山すぴ豊
「全スパイダーマン」に狙われる!? 基本解説『アクロス・ザ・スパイダーバース』は色んな“アース”が楽しいビジュアル・エンタメ大作
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
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実写版とのリンクあり!? “バース”マニアック解説

さて最後にマニアックな解説を。この『アクロス』、なんと実写のスパイダーマン映画とのリンクがあり、トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールド版スパイダーマン映画からの引用シーンや、なんと『ヴェノム』シリーズのチェンさん(あの雑貨屋の女主人)が新撮シーンで登場。さらにビックリなのは、ドナルド・グローヴァーが別バースのプラウラーことアーロン・デイヴィス役で登場しています。

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』

ドナルドはトム・ホランドの『スパイダーマン:ホームカミング』でチンピラ役を演じていました。『ホームカミング』でスパイダーマンが彼の手を蜘蛛糸で車に固定して、ちょっと頓珍漢な尋問をするシーンです。ということは、この時ドナルドが演じたキャラこそトム・ホランド版スパイダーマン=マーベル・シネマティック・ユニバース/MCUにおけるプロウラー、つまりアーロン・デイヴィスということになります。

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』

そしてドナルド版アーロンは『ホームカミング』のセリフにおいて、自分の甥っ子のことを心配していました。プロウラーことアーロンの甥っ子がマイルス・モラレスですから、MCUの世界にもマイルス・モラレスがいる、ということが証明されたわけです。

なお、本作の日本語吹替版の監修を杉山すぴ豊が担当しました。吹替版も素晴らしいので、ぜひご覧ください。

文:杉山すぴ豊

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は2023年6月16日(金)より全国公開

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『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』

“救うのは、愛する人か、世界か――。”
かつてのスパイダーマンたちが受け入れてきた哀しき定め。
今初めて、その<運命>に抗うひとりのスパイダーマンが現れる。

ピーター・パーカー亡きあと、スパイダーマンを継承した高校生マイルス。共に戦ったグウェンと再会した彼は、様々なバースから選び抜かれたスパイダーマンたちが集う、マルチバースの中心へと辿り着く。

そこでマイルスが目にした未来。それは、愛する人と世界を同時には救えないという、かつてのスパイダーマンたちが受け入れてきた<哀しき定め>だった。

それでも両方を守り抜くと固く誓ったマイルスだが、その大きな決断が、やがてマルチバース全体を揺るがす最大の危機を引き起こす…。

監督:ホアキン・ドス・サントス
   ケンプ・パワーズ
   ジャスティン・K・トンプソン
脚本:フィル・ロード&クリストファー・ミラー
   デヴィッド・キャラハム

声の出演:シャメイク・ムーア ヘイリー・スタインフェルド ジェイク・ジョンソン
     イッサ・レイ ジェイソン・シュワルツマン ブライアン・タイリー・ヘンリー
     ルナ・ローレン・ベレス ヨーマ・タコンヌ オスカー・アイザック
声の出演(日本語吹替版):小野賢章 悠木碧 宮野真守 関智一

制作年: 2023