ジャームッシュ、ゾンビ映画でカンヌ映画祭パルム・ドールを手にするか!?
現地では本日開会式が行われる第72回カンヌ映画祭。そのオープニング作品&コンペティション部門作品として上映されるのが本作です。
ニューヨーク大学の卒業制作として発表した『パーマネント・バケーション』(1980)以来、長年インディペンデント映画界のカリスマとして旺盛な創作活動を続けているジム・ジャームッシュ監督がついにソンビ映画を手がけ、すでに世界中の注目を集めています。
ジャームッシュは切れ味のよいモノクロ映像が鮮烈な印象を刻んだ『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(1984)でカンヌ映画祭の新人監督賞にあたるカメラ・ドールを受賞し、『ブロークン・フラワーズ』(2005)でグランプリ受賞。今回、常連監督としていよいよパルム・ドール受賞が期待されます。
2013年には、トム・ヒドルストンとティルダ・スウィントンを主演に迎え、耽美的なヴァンパイアの世界を現代に蘇らせた野心作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』を発表し、ジャンルを問わない表現力の豊さをみせたジャームッシュは、怪物映画との相性も抜群。
さらに豪華キャスト陣の顔ぶれも本作の大きな魅力です。『パターソン』に続きアダム・ドライバー、本作でジャームッシュ監督と3度目のタッグとなるビル・マーレイほか、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、トム・ウェイツ、セレーナ・ゴメス、ダニー・グローヴァー、イギー・ポップ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズらという、常連組から注目の若手まで、ファンにはたまらない布陣がさらなる興味を駆り立てます!
『The Dead Don’t Die(原題)』は2020年春、TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
『The Dead Don’t Die(原題)』
アメリカの田舎町センターヴィル。3人だけの警察署で働くロバートソン保安官とピーターソン保安官代理は、いつもの他愛のない住人のトラブルの対応に追われていたが、突如、街にゾンビが出現し、思わぬ事態に巻き込まれていく…。
制作年: | 2019 |
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カンヌ映画祭スペシャル2019
<日本オフィシャル・ブロードキャスター>CS映画専門チャンネル ムービープラスにて
2019年5月25日(土)カンヌ映画祭授賞式 日本独占生中継ほか、受賞作&関連作計6作品放送