カンヌに“インディ・ジョーンズ”が帰ってきた! 大人気長寿シリーズ第5作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が第76回カンヌ国際映画祭でお披露目され、これが最後のインディ・ジョーンズ役となるハリソン・フォードが大喝采を浴びた。
ハリソン・フォード、カンヌ名誉賞に感涙
ハリソンが1981年の『レイダース 失われたアーク』で初めてインディを演じて以来、42年。現地時間18日夜7時少し前(といってもカンヌはまだ明るい!)、80歳になったハリソンが妻キャリスタ・フロックハートとレッドカーペットに登場すると、会場前に陣取ったファンから凄まじい歓声が飛び、ヒーローの健在ぶりを見せつけた。まだまだ色気があるのが流石だ。
上映に先立ち、ハリソン・フォードには、カンヌ映画祭からサプライズで名誉パルム・ドールが授与された。これには普段あまり感情を表に出さないハリソンが目に涙を浮かべ、声を震わせながら感謝の弁を述べていたのも印象的。
『運命のダイヤル』フォトスポットも大盛況
実は、妻キャリスタとはあまり公式の場に登場しないハリソンだが、やはり最後のインディというとことで今回は特別だったのだろう。この夜は上映後、カンヌのビーチで開かれたパーティーにも、キャリスタを伴っていたほど。堅苦しい雰囲気が嫌いなハリソンらしく、パーティーにはタキシードから着替えて登場していたのが印象的だった。タキシードのままだった共演のマッツ・ミケルセンは、おいおい、俺も着替えたいよ、と思っていたのじゃないだろうか。何せ役柄と違って(今回はナチスの科学者フォラー役)、いつも踊り出しそうにはしゃいでいるマッツくんだもの。
パーティーは映画後半の舞台となるモロッコをテーマにしたもので、料理もクスクスやタジン料理などが振舞われた。さらに今回の見せ場の一つ、トゥクトゥクのカーチェイスをイメージしたフォトスポットもあり、出席者たちが皆インディになったつもりになって撮影していた。もちろん、マダムアヤコこと筆者もその一人。良い記念になりました。