けもフレお供に銀河サバイバル『リディック:ギャラクシー・バトル』
一部のファンも長年沈黙を守り続ける状況が続いたが、リディック本人を演じるヴィンは黙っていなかった。9年後、まさかの『リディック:ギャラクシー・バトル』が公開!
前作で風呂敷を広げ過ぎたのを反省したのか、思い出したかのように原点回帰! ネクロモンガーをファミリーとか言い出すのではないか? と心配になったが、本作ではリディックの「調子に乗り過ぎました」というナレーションが入ったかと思いきや、「またかよ!」と言いたくなる辺境の惑星に放置プレイ!
やっぱりそこは獰猛なエイリアンだらけだったわけだが、1作目の経験が活きたのだろう。拾ったけものフレンズをお供にサバイバルするのであった。
都落ちしようが、死んでも死なないド根性、ケンシロウ以来のムカつく奴への余命宣告、宇宙チョッパーでの爆走などなど、キャッチコピーの「銀河の果てで暴れようぜ!」に偽りはなく、観ているこちらも「暴れてますね!」と頷くしかない活躍を披露!
今回のムービープラスの放送枠には入っていないが、本作を製作するにあたり自宅を抵当に入れたというヴィンの気合がビシバシと感じられる作品に仕上がっている。
今こそ見習いたいリディック精神
犯罪者、反逆者、王様、放置プレイ……と、まさに山あり谷ありの波乱万丈な人生を歩んできたリディック。だが、地位や名誉がなかろうと、身体一つを頼りに泥水をすすってでも生き残る姿勢が3作ともキラリと光っている。
偉そうな奴には従わず、たまに漢気を発揮するアウトローという、中学二年生が痺れっぱなしなキャラ造形を笑う人間もいるかもしれない。だが“右に倣え”が良しとされる昨今だからこそ、このリディック精神は見習っていきたいところだ。SFというジャンルながら、現代を生きる我々がサバイブするヒントがあるかもしれない。
奇しくも先日、ヴィンから第4作目の製作が発表された『リディック』シリーズ。今回のムービープラス特集放送を機に、ぜひ再評価して頂きたい。
文:“DIE”suke
『ピッチブラック』『リディック』はCS映画専門チャンネル ムービープラス「ピッチブラック イッキ観!」で2023年5~6月放送
New Riddick 4 concept art has just been posted on @vindiesel Instagram. Looks like he's getting some new abilities, thoughts? https://t.co/TZjuFYMARJ pic.twitter.com/7TLRm7koup
— ESPER (@ESPER995) May 1, 2023