【映画メシ】
映画を観ると、食べたくなる料理がある
料理を知ると、観たくなる映画がある
特別な味や香りをあなたにお届けする
BANGER!!!の “映画メシ” をご紹介
映画を観ると、食べたくなる料理がある
料理を知ると、観たくなる映画がある
特別な味や香りをあなたにお届けする
BANGER!!!の “映画メシ” をご紹介
ニューヨーク暗黒街のマフィア、コルレオーネ・ファミリーの半世紀に及ぶ歴史を描いた『ゴッドファーザー』シリーズの最終章、『ゴッドファーザー PART Ⅲ』(1990年)。偉大な父ヴィトーの跡目を継いで新たなドンとなったマイケルはファミリーを守るために最善を尽くそうとするが、彼には過去からの因縁と苦悩がつきまとい……。
愛を囁やきながらこねこねした「じゃが芋のニョッキ」
今回のレシピは、アル・パチーノ演じるマイケルの甥ヴィンセントと、その従妹でマイケルの長女メアリーが許されない恋に落ち、2人で手を合わせて作った「ニョッキ」。コルレオーネ・ファミリーのルーツとなるイタリアの伝統的な料理です。
▼材料(約4人分)
- じゃがいも…400g
- 卵…1個
- 強力粉…約50~100g
- 塩…小さじ1/2
- 粉パルメザンチーズ…30g
<茹でるお湯> - お湯…5L
- 塩…約25g
- オリーブオイル…大さじ1
- お好みのソース…適量
▼作り方
- お好みのソースを先に用意します。市販のソースでも良く、トマトソース・クリームソース・ジェノバソース・ゴルゴンゾーラソース・レモンバターソースなど、ニョッキは何にでも合います。
- 洗ったじゃがいもを皮ごと鍋に入れ、ひたひたの水(じゃがいもがほぼ浸るくらいの水)と、塩を少量(記載別)入れて強火にかけます。煮立ったら弱火にし、竹串がスッと通るまで約20分間茹でます。
- じゃがいもに火が通ったら皮をむき、熱いうちに潰します。マッシャーがあれば効率よく潰せます。
- ボウルに③のじゃがいもと、強力粉(分量を調節しながら)・卵・粉パルメザンチーズ・塩を入れて、練らずにサクっと粉っぽさがなくなるまで混ぜ、耳たぶくらいの柔らかさにします。
- まな板に打ち粉(記載別)をし、④の生地を半分に分け、生地の半分を親指位の太さの棒状に伸ばし、1cm幅に切り分けます。残り半分の生地も同じようにします。すべての切り分けた生地の真ん中をフォークで押します。
- お湯に塩・オリーブオイルを入れて、優しく混ぜながら⑤の生地をくっつかないように茹で、約1分で浮いてきたら直ぐに網で引き上げます。
- フライパンにお好みのソースと⑥の茹でたてニョッキを入れ、軽く混ぜ合わせて完成です。茹でたてが美味しいので、早めにいただきましょう。
▼ポイント
- 水分が少ないじゃがいも(男爵芋・キタアカリなどの品種)を選びましょう。
- 強力粉は生地をまとめる役目なので、じゃがいもの水分によって強力粉の分量を調整しましょう。
- ニョッキを長く茹でると柔らかくなりすぎたり溶けてしまうので、鍋から離れず浮いてきたら直ぐにお湯から引き上げましょう。
- 冷凍保存も可能です。⑤の状態でバットに並べ、くっつかないように冷凍します。一度冷凍したら袋にまとめても良いです。使用するときは解凍せず、そのまま⑥の通り茹でて下さい。
レシピ監修・撮影:渡辺ひと美
酒料理研究家、唎酒師(SSI顧問)、商品開発/割烹料理店「霞町 三〇一ノ一」オーナー
『ゴッドファーザー PARTⅢ』
1979年。ファミリーを守ってきたマイケルは老境にさしかかり、自分の犯した罪に苦悩していた。彼は資産を合法化すべくバチカン銀行と大司教に接近する。寄付の見返りに叙勲を受けたマイケルは家族と再会する。マイケルはソニーの息子で従弟のビンセントをジョーイ・ザザから呼び戻し、合法的なビジネスをさせようとする一方、かつてのボスたちにビジネス合法化を宣言する。しかし短気なビンセントはザザと争いマイケルの娘メアリーと恋におち、病に倒れたマイケルを再び血なまぐさい戦いに巻き込んでいく……。
制作年: | 1990 |
---|