世界から注目を集める韓国発エンタメ
どうもアニです。Netflixオリジナル映画『スペース・スウィーパーズ』を観ました。韓国初の宇宙SF映画だそうです。
なんかノリにノってる感がある韓国映画ですが、いろんなタイプの映画が次から次へと出てきますね。どうやら韓国では映画館に映画を観に行くのは身近な娯楽らしく、料金も日本の半分くらいで観られるらしいです。そういった気軽に映画を観られる環境が、さらに映画を発展させていくということもあるんじゃないですかねぇ。
この映画はNetflixオリジナルで世界同時配信らしいですけど、Netflixでは世界的にも韓国産のモノが人気らしく、韓国にスタジオを新たに建てるみたいです。
SFの鉄板ネタ満載ながら見事に“ザ・韓国映画”な仕上がり!
そんなわけで『スペース・スウィーパーズ』ですが、まぁ、よくできた映画でしたよ。2092年の荒廃した地球が舞台なんですけど、富裕層は宇宙に理想郷を作って暮らしていて、そこから出る宇宙ゴミを回収して生計を立てる韓国船「勝利号」の乗組員たちがワケありの子供ロボットを拾って、それを金に換えようとするのだが……的なお話。なんかどこかで観たことあるような設定なんだけど、イロイロ工夫を凝らしていて良かったです。
例えば作品に出てくるイヤホン型の翻訳機は、それを着けていると相手の普段喋る言語のままでもコミュニケーションが取れるようになっている、みたいなところとかはナイスなアイデアだと思いました。荒廃した地球にはもう住めなくなって、富裕層は地球の衛星軌道上にコロニーを作って、貧乏人は地球に住んでるみたいなのは『エリジウム』(2013年)とかでもあったけど、最近のSFではお約束なんですかね、地球のディストピア描写って。『レディ・プレイヤー1』(2018年)でも主人公たちのリアルな世界では、トレーラーハウスを縦に積んでるところに住んでたりするのとか。
「勝利号」の乗組員の一人が軍事用アンドロイドなんだけど、そのアンドロイドが金を貯めてやりたいこととかも今っぽくて良い。そしてSF超大作なんだけど、観た後の印象はやっぱり韓国映画っぽいのはイイ意味で良かった。
この人どこかで見たことある! 韓国俳優陣の層の厚さ
あと、韓国の映画とかドラマを見てるうちに脇を固める人たちの顔を憶えてきました。主役クラスは人気のある人が出てるんだろうけど、脇の人らは「あっ、この人また出てる! 前になんかに出てて見憶えあるぞ」ってなってきました。役者の名前は全く知らないのだけれど。
『スペース・スウィーパーズ』の場合は「勝利号」の乗組員タイガー・パク役の人がそうでした。なので、役名じゃなくて主人公の父親とか、あの家族のお母さんやってた人、みたいな役柄で覚えてる感じ。最近で言うと『愛の不時着』(2019年)の主人公セリの秘書の丸い人とか割とよく見るけど、何も知らなくて。
映画のエンドロール見てもハングルを読めないから、誰が誰なのかがさっぱりわからない。でも、そういった情報がないぶんストーリーに入り込めるし、俳優たちが演じている人そのものにしか見えないという利点もあると思うのです。というか、そう思いたい。
そして韓国の役者はいい顔アンドいいキャラな人が多いので、見てて楽しいです。これからも大いに楽しませてくれるのでしょう。ではまた。
文:ANI(スチャダラパー)
『スペース・スウィーパーズ』はNetflixで独占配信中
『スペース・スウィーパーズ』
金になるゴミと見果てぬ夢を追いかけて、宇宙を駆け回る4人組が偶然見つけた子供のロボット。その裏には、一触即発の危険な秘密が隠されていた。
制作年: | 2021 |
---|---|
監督: | |
出演: | |
声の出演: |