『GODZILLA ゴジラ』続編であり『キンゴジ』にも繋がる
ハリウッド・ゴジラ映画第2弾『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』予告編第2弾が解禁されました。
本作は『GODZILLA ゴジラ』(2014年)、そして『キングコング:髑髏島の巨神』(2017年)の続編であり、本作を経て2020年公開予定のハリウッド版『キングコング対ゴジラ(原題)』につながります。
『キングコング:髑髏島の巨神』も同じシリーズ!? と思われるかもしれませんが、『髑髏島の巨神』のエンド・クレジット後のおまけシーンで、モスラ、ラドン、キングギドラの存在が示唆されていたのです。
これらの作品をつなぐ世界観の設定としては、はるか昔、地球は巨大怪獣たちが支配する惑星だった。これらの怪獣たちは太古の地球の空気に含まれている放射能を吸って生きていた。それが薄くなり地下や海底、地球の内側に姿を消した。
しかし、人類が核兵器等を使うようになると、その放射能を求め怪獣たちが密かに復活し始めた。一方、こうした怪獣たちの存在に気づいた人類は、これら怪獣たちを探しその対応策を考える秘密組織モナーク機関を設置した、というものです。
渡辺謙さん演じる芹沢博士(『GODZILLA ゴジラ』に出演、本作にも登場。本予告でも印象的なセリフを言っています)は、このモナーク機関の科学者です。『GODZILLA ゴジラ』においてはゴジラと共に復活したムトーという怪獣がいて、ゴジラはどちらかというと人類なんてものは眼中になくて、ただムトーに対して敵対心があり、一方のムトーは人類をも襲う凶悪な怪獣だったので、必然的にゴジラがムトーの脅威から人類を守る形となりました。だから人類にとってゴジラは巨大怪獣の中でも、まあなんとか話がわかる奴ということでしょうか?
人類との関係は?『三大怪獣 地球最大の決戦』との違いは?
この予告を観ていただくと、とにかくラドン(アメリカではロダンと言います)、モスラ、キングギドラが復活し人類は大変なことになるようです。そして人類はなんとかゴジラを味方につけて、これを撃退しようとする、というお話のようです。この予告のクライマックスを観る限りゴジラとキングギドラが戦うことは間違いないのですが、ここで気になることをいくつか。
①キングギドラとラドンは明らかに人類側と戦うシーンがあるが、モスラにはない。今までの東宝の怪獣映画だとモスラは人類の味方的にふるまうので、今回も人類側?
②キングギドラがデビューした東宝の怪獣映画『三大怪獣 地球最大の決戦』(1964年 ※71年に『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 地球最大の決戦』に改題)では、ゴジラ・モスラ・ラドンが手を組んで宇宙怪獣のキングギドラをやっつける話でした。今回もゴジラ・モスラ・ラドンvsキングギドラ?
③上記②を裏付けるようにゴジラvsモスラ、ゴジラvsラドンのシーンがない。
④キングギドラはヴィランだとして、問題はラドンの扱いで、それによって「ゴジラ・モスラ・ラドン」vs「キングギドラ」、「人類の味方:ゴジラ&モスラ」vs「人類の脅威:ラドン&キングギドラ」のどちらか?
という感じでしょうか?
そしてこの予告で僕が最も気になるのが17秒目に出てくる地面から出てくる昆虫の脚みたいなもの。明らかにゴジラ、ラドン、キングギドラではない昆虫的な感じだし、モスラはこういう風に地底から出て来ないハズ! ということは新怪獣!? ないし東宝の怪獣映画に登場する巨大蜘蛛怪獣クモンガ!?
さらに1分12秒目の空から炎上になって落下してくるなにか、まさかキングギドラは『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 三大怪獣地球最大の決戦』同様の宇宙怪獣!? 妄想膨らむエキサイティングな予告編です!
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は2019年5月31日(金)全世界同時公開
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
制作年: | 2019 |
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監督: | |
出演: |