新たな美麗アクション・ヒロイン爆誕!
『レオン』(1994年)のリュック・ベッソン監督が、美しき殺し屋を描いた『ニキータ』(1990年)『LUCY/ルーシー』(2014年)に続く“最強ヒロイン”を世に放つ。近日公開予定のベッソン監督最新作『ANNA/アナ』の主人公は、明晰な頭脳と驚異の身体能力に裏打ちされた、恐ろしい殺人スキルを持つKGBの諜報員、アナだ。
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そんなアナを演じるのは、16歳でランウェイデビューを果たし、シャネル、クリスチャン ディオール、ヴァレンティノなど名だたるハイブランドのモデルを務めてきたロシア出身のスーパーモデル、サッシャ・ルス。9頭身はあろうかというスタイルにノーブルな顔立ちが美しいサシャは、『フィフス・エレメント』(1997年)のミラ・ジョヴォヴィッチや『アンジェラ』(2005年)のリー・ラスムッセンなど、ベッソン監督のブレない趣味……もとい女優の審美眼を改めて証明する存在と言えるだろう。なお、長編デビューは監督の前作『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(2017年)だ。
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その強さジョン・ウィック級! 驚異的なキルカウントを記録
そんなサシャ演じるアナは、劇中でいったいどれくらいの敵を殺害するのか? いわゆるアクション映画の“キルカウント”をアナで実施してみた。目視できるカウントではあるが、2010年代の殺し屋映画代表『ジョン・ウィック』シリーズ(2014年~)のキアヌは、第1作:84人、第2作:128人、第3作:175人という、すさまじい数字を叩き出している。
そして本作のアナは、第1作のジョン・ウィックを上回る「85人」という数字を記録(配給会社調べ)。自分よりも質量が3倍くらいありそうなイカつい男たちを華麗になぎ倒していく姿は、そのへんのメンズ・アクション映画とは比較にならないくらい爽快だ。
しかし当然ながら、サシャは最初からアクションに長けていたわけではない。彼女は撮影のために約1年にわたってマーシャルアーツを学び、『ジョン・ウィック』シリーズで話題になったガンアクションとカンフーを合わせた必殺術“ガン・フー”をマスター。『96時間』シリーズ二作目『リベンジ』(2012年)、三作目『レクイエム』(2014年)や、『ボーン・アイデンティティー』(2002年)、岡田准一主演『ザ・ファブル』(2019年)などのファイト・コレオグラファー(アクション振り付け)で知られるフランス人アクション監督、アラン・フィグラルツに師事し、彼の指導のもと過酷なトレーニングを積み、撮影に挑んだのだ。
Bravo Sasha 🙏🏻 pic.twitter.com/EIudiSxDGo
— Alain Figlarz (@AlainFiglarz) February 8, 2020
押し寄せる刺客とのノンストップバトル! 皿で戦う最強ヒロイン!!
いくつもの“顔”を使い分けて男を欺き、体格で勝る男性相手に、スラリと長い腕で銃を構え、カモシカのような長い脚で蹴り飛ばす。レストランでの戦いでは、まるでバレエを踊っているかのような美しい身のこなしで、皿やフォークを武器に5分で40人あまりを倒すという、リアルかつ壮絶なファイティングシーンを見せつけてくれる。ちなみに、同シーンには先述のアラン・フィグラルツ師匠が敵役で出演しているのでお見逃しなく。
『ANNA/アナ』
1990年、ソ連の諜報機関KGBによって造り上げられた最強の殺し屋、アナ。美しきファッションモデルやコールガールなどの複数の顔を持つ彼女の使命は、国家にとって危険な人物を次々と消し去ること。その明晰な頭脳とトップクラスの身体能力を駆使して、アナは国家間の争いを左右する一流の暗殺者への進化を遂げる。そんな中、アメリカのCIAの巧妙な罠にはめられ、捜査官レナードから驚愕の取引を迫られる……。最大の危機を前にしたアナは、さらなる覚醒を果たし、世界の命運を握る二大組織KGBとCIAの脅威へと化していくのだった―。
制作年: | 2019 |
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監督: | |
出演: |
近日公開