国内最大級のポップカルチャーの祭典「東京コミコン2019」が、2019年11月22日(金)から11月24日(日)の3日間にわたって幕張メッセ 9・10・11 ホールにて開催中。2日目のメインステージ、主催者ステージ3人目の豪華ゲストは、『アベンジャーズ』シリーズ(2012年~)や『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)のブルース・バナー/ハルクでお馴染み、マーク・ラファロだ!!
ブルース・バナーまんま! 念願のマーク・ラファロ降臨に会場は大盛り上がり!
どうやらファンとのツーショット撮影会で丁寧に対応しまくったらしく、数十分押しでステージに登場したラファロは、今回が初来日。アメコミリーグと杉山すぴ豊氏によるサクサク進行のもと、ちょうど「東京コミコン2019」の初日(11月22日)に52歳のお誕生日を迎えたばかりのラファロへ、まずは超満員の観客からバースデーコールが贈られた。
あの柔らかい笑顔で「ありがとう~」と感謝を延べたラファロに「東京コミコン2019」の印象を聞くと、「素晴らしい時間だね、僕のフェイバリットのひとつになったよ。映画が大好きなファンの情熱、そんな皆さんと知り合えたことが素晴らしい。東京が本当に気に入ったよ」とベタ褒め。ちなみに今まで来たことがなかった理由として、「だって、緑色のキャラクターなんて日本じゃ嫌われてるよ、とか言われてたから……本当なの?」というラファロ流ゆるふわジョークまで飛び出し、会場は爆笑に包まれた。
MCU作品の撮影エピソードについて聞かれると、クリヘムと同じく「MCUの撮影は家族みたいな感じなんだ」と明かし、「笑ってばかりだし、たくさん食事するしね(笑)。お気に入りは、最初の『アベンジャー』でシャワルマを食べるシーンなんだ」と、MCU作品恒例のポストクレジットシーンの中でも人気の高い“ヒーローたちが廃墟寸前の店の中で黙々とシャワルマを食べるシーン”について振り返った。
続いて、すぴ氏が「ハルクが一段落して、これから俳優としてどんな役を演じてみたいですか?」と質問をぶつけると、「うーん、色んな役を演じてみたいけどね。もうじき『DARK WATERS(原題)』っていう映画が公開されるよ、監督はトッド・ヘインズなんだ」とのこと。 アン・ハサウェイやティム・ロビンスら豪華キャストと共演した『DARK WATERS』は実話ベースの社会派作品で、ラファロは某大企業と戦う弁護士を演じている(ラファロの誕生日に全米で公開されたばかり!)。
今後のMCUでハルクはまだまだ活躍するのか? という質問には、「ちょうど先週、ケビン・ファイギから『なにか新しいストーリーのアイデアはない?』って聞かれたところなんだ。今度、そのアイデアを話し合うことになってるんだけど、MCUにおけるハルクの存在を模索していこうと思ってるよ」とのことで、ハルクの新展開にも期待して良さそうだ。
夢の<ハルク対ウルヴァリン>の可能性などに触れて会場を盛り上げると、話題は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)へ。「『エンドゲーム』はビタースウィートだったね、僕らはアベンジャーズを失ってしまったんだから。でも、どんな結末を迎えるかは知っていたし、ひとつの“お別れ”が来ることも分かっていたんだ。さよならアイアンマン!」と天を仰いだ。
過去の撮影中エピソードについては、「ロキを痛めつけるシーンが一番好きだね(笑)。それに、クリス(・ヘムズワース)とは本当に楽しく過ごしたよ。ほとんどアドリブで演じたし、監督のタイカ・ワイティティとアメイジングな時間を過ごしたんだ。オーストラリアで撮影したんだけど、冗談を言い合って遊んでばかりいたよ。もちろんスカーレット・ヨハンソンとの時間も素晴らしいものだったね」と、特に『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)の現場とはかなり相性が良かったようだ。
最後に「時間がかかってしまったけど、やっと日本に来られたよ! 家族と一緒に来ているから京都にも行くんだ。東京も回って色々と楽しんでいるけど、東京コミコンで最高の人たちに会うことができたね。また明日、会いましょう!」とメッセージを送ったラファロ。最終日のステージにも登場するので、生ラファロを拝みたい人はぜひ会場に足を運ぼう!
「東京コミコン2019」は幕張メッセ9・10・11ホールにて2019年11月22日(金)・23日(土)・24日(日)の3日間開催