『バーフバリ 王の凱旋』(2017年)のクマラ役で人気を博し、日本でも絶大な人気を誇る俳優・スッバラージュさんが2018年に引き続き、2年連続で来日!
熱狂的なバーフバリファンに迎えられ、舞台挨拶やメディア取材に応じた前回から1年5か月、2019年11月9日(土)に川口SKIPシティで開催された上映会<魅惑のテルグ映画 第五回「スッバラージュ来日SP編」>に参加し、多くの在日クンタラ民と交流したスッバラージュさん。BANGER!!!が『バーフバリ』を応援し続けてきた甲斐あって、イベント主宰であり今回の招聘を実現させた<インドエイガ>さん、そして<魅惑のテルグ映画>さんのご厚意により、特別に単独インタビューの場を用意していただきました!!
「『バーフバリ』の共演者とは約5年間、毎日のように顔を合わせていたので家族のような存在ですね(笑)」
―再来日の決め手は?
去年の来日の際に、日本のファンの皆さんに「また来ます!」と約束しました。今回は自分が出演した映画2作品(『Mirchi(原題』、『Geetha Govindam (原題)』)が上映され、ファンの皆さんと『Geetha Govindam(原題)』(2018年)を一緒に観ることができて、とても胸がいっぱいになりました。
―ファンの皆さんと再会しましたが、いかがでしたか?
皆さんに喜んで頂けましたし、とても熱狂的に、温かく迎えてくれました。日本の皆さんは情に篤く、大好きです。毎回、ファンの人たちと会うことは特別な機会ですし、ファンの皆さんの前では非常に謙虚な気持ちになります。素晴らしい愛情を注いでいただき、とても感謝しています。
―日本以外でも『バーフバリ』のファンイベントに登壇することはありましたか?
ありません。日本だけです!(日本は)『バーフバリ』にとって特別な場所ですね。どんな俳優でも喜ぶと思います。とても光栄で、名誉なことですから。
―今回の滞在ではどんなことをしたいと思っていますか?
初日は夕刻過ぎに日本に到着しました。2日目には日帰りで日光の華厳の滝、霧降の滝、中禅寺湖を訪れ紅葉を楽しみました。3日目はSKIPシティでファンの皆さんとのイベントがあり、4日目は富士山の5合目まで行ってきました。とても晴れていたので、景色が素晴らしかったです。今日は午前中が取材で、午後から海ほたるまでドライブします。時間があればその後、ショッピングも楽しみたいですね。
Had a great trip to Nikko, seen picturesque autumn color leaves, mountains & lakes... experienced ‘onsen’ as well.
— subbaraju (@actorsubbaraju) November 8, 2019
I’m very excited, looking forward to see you all.. pic.twitter.com/ebDwe3tzTN
―最近の活動について教えてください。
今年の一番大きな仕事は、『バーフバリ』に続いてアヌシュカ・シェッティさんと共演したスリラー映画『Nishabdham(原題)』です。米シアトルで70日間も撮影しました。2020年1月に公開予定なので、今は公開を待ちわびています。もし機会があれば、ぜひ日本でも観ていただきたいです。
―アヌシュカさんとの久しぶりの共演はいかがでしたか?
『バーフバリ』以来ですね。僕らは10年来の戦友で、ずっと一緒に旅をしてきた仲間のような存在です。2009年に公開されたプラバースさん主演『Billa(原題)』から始まって、今回上映された『Mirchi(原題)』(2013年)、『バーフバリ』、そして『Nishabdham(原題)』で共演してきました。彼女はとても素晴らしい女優さんです。
―今年に入ってから『バーフバリ』で共演したプラバースさんやラーナー・ダッグバーティさんと会う機会はありましたか?
今年は共演作がなかったので仕事では会っていませんが、プライベートでは会いましたよ。『バーフバリ』のスタッフや共演者とはとても仲が良いです。『バーフバリ』の撮影で約5年間、朝から晩まで、毎日のように顔を合わせていたので、もう家族のような存在ですね(笑)。
―『バーフバリ』はスッバラージュさんの人生にどんな変化を与えましたか?
『バーフバリ』が公開されてから、自分の仕事に対して、より責任感が強くなりましたね。社会や、一緒に仕事をする人たち、そして俳優として生きることに、強い責任感を持つようになりました。仕事を引き受けることに対しても、「『バーフバリ』に出演した自分にとって相応しい仕事なのか」と自問自答するようになって、とても慎重に考えるようになりました。私の俳優人生のバックボーンとなるほど、重要な存在としてあり続けています。
―『バーフバリ』の撮影について、何か強烈に思い出に残っていることはありますか?
『バーフバリ 王の凱旋』の、クンタラ王国でイノシシ狩りをするシーンが一番思い出深いですね。実は、あの撮影は『バーフバリ』の中で唯一野外ロケをしたシーンで、撮影に8日間もかかったんです。ユーモラスな場面で、私だけではなくプラバースもアヌシュカもとても楽しんでいて、喜びに満ちあふれた撮影でした。
―『バーフバリ』の公開からだいぶ時が経ちましたが、改めてこの作品の好きなところをお話しいただけますか?
『バーフバリ』の魅力は、感情を生々しく描き出したことでしょう。だからこそ何度観ても新たに感動できる作品なのだと思います。また、ビジュアル面でのスケールの大きさも非常に大きな魅力ですね。
<後編に続く>