70年代のアルゼンチンで発生した凶悪な連続殺人事件の犯人は、天使のように美しい17歳の少年だった……。2019年8月16日(金)から公開されるクライム青春ムービー『永遠に僕のもの』で、映画初出演ながら欲望のままに犯罪を重ねるカルリートス少年を見事に演じてみせたロレンソ・フェロが、プライベートについても語ってくれた。
俳優業だけじゃない! 音楽活動も本格的なロレンソ「日本で新曲のビデオクリップを撮影したい」
―日本に来ることを楽しみにしていたそうですが、今回の滞在で何かやりたいことはありますか?
買いたいものがたくさんある! 今まで日本で見た洋服は全部イイなと思ったんだけど、僕たちアルゼンチン人にしてみたら高いので、もっとお金持ちにならないと買えないよ。億万長者にならなくちゃいけないね(笑)
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―『永遠に僕のもの』の中で見事なダンスを披露していましたが、普段から踊っているんですか?
週末はみんなで踊りに行ったり、騒ぎに行って酔っぱらったりしているから、ダンスに抵抗はないんだ。映画で踊るシーンに振付はなくて、ただ、心のままにカメラの前で踊って、こんなにたくさんの人に見られるとは想像すらしてなかったよ。
―とても素敵でした!
ありがとう。例えばショーで歌手の後ろにいるダンサーや、普通の振付は実はあまり好きじゃないんだ。そういう作られたものより、自然に出た即興のダンスのほうが本物じゃないかなといつも思ってる。
ハーモニー・コリンの『ガンモ』や北野武の『座頭市』も!「好きな映画はたくさんあるよ」
―「Kiddo Toto」の名前で音楽活動もされているんですよね。
日本で新曲のビデオクリップの撮影をしたいと思ってるよ。友だちの監督と来ているんだ。
この2日間は取材が入っているから、場所選びは友だちがやってくれているんだ。彼を全面的に信頼してお願いしてるよ。
―最近はどんな音楽活動をしていますか?
先日ブエノスアイレスで初めてショーをやって、すごく楽しかったし、みんなも楽しんでくれた。今はまだ出していない新曲のクリップを作ったりして、いろいろやってる。何か決まった流れに沿って活動しているわけではないんだ。
―ぜひ日本でも活動してください。
そうなるといいよね。
―音楽はヒップホップがお好きなんですか?
好きだね。ラップとかトラップのジャンルで言うと、トラビス・スコット、ドレイク、ケンドリック・ラマー、アミーネとかが好きで、あとアルゼンチンにもたくさん好きなアーテイストがいるよ。
―好きな映画や監督について聞かせてください。
好きな監督はジョン・カサヴェテス、アルフレッド・ヒッチコック、アンドレイ・タルコフスキー、ヴィットリオ・デ・シーカ、フェデリコ・フェリーニ、最近の監督だとポール・トーマス・アンダーソンとハーモニー・コリンかな。好きな映画はハーモニー・コリンの『ガンモ』(1997年)と『KIDS/キッズ』(1995年)。あとは北野武の『座頭市』(2003年)とかウォン・カーウァイ作品とかも好き。(インタビュー場所の)本棚がいっぱいになるくらい、好きな映画はたくさんあるよ。
―今後はどんなことに挑戦してみたいですか?
いつか映画の監督をしてみたいな。短編映画でもいいから。
<実在の美しき殺人鬼、17歳の堕天使を演じた魅惑の若手俳優 ロレンソ・フェロが『永遠に僕のもの』の魅力を語る>
『永遠に僕のもの』は2019年8月16日(金)より渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー