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『メリー“おばさんの”ひつじ』とは何か?
『メリーおばさんのひつじ』というタイトルから連想するのは、当然ながら童謡「メリーさんのひつじ」だろう。真ん中に「おばさん」という余計なワードが入っているのが気になるが、なんにせよ牧歌的な絵本や歌曲のようなものを誰もが想起するはずだ。
しかし、本作は直視するのも憚られるような血みどろバイオレンス満載のホラー映画である。いったい誰が誰を、何の目的で殺すのかは本編を観ていただければ秒で分かるのだが、そこに至るまでのズブズブと暗く湿っぽい映像、それとは裏腹なカラッと淡々とした殺害っぷりが小気味いいスプラッタ映画に仕上がっている。
落ち目のラジオDJ、起死回生をかけ「いわくつきの森」へゆく
未解決事件や超常現象を扱うラジオ番組「カルラの迷宮事件簿」。パーソナリティーのカルラの冠番組だが、ネタ不足で聴取率が下がり続け、打ち切り寸前だった。起死回生のため話題性のある事件を探す中、「ワープウッズの森」で行方不明者が続出しているという情報を手に入れる。
カルラは、取材をするべくスタッフを連れてワープウッズへと向かうが、深い森の中で道に迷ってしまう。途方に暮れていたところ、一軒家を見つけ助けを乞おうとするが、そこにメリーという女性が現れる。この家で息子と二人で暮らしているというメリーは、カルラたちを温かく迎え入れるが……。
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