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「なぜかエッチな響き?」「性に奔放で政治にも興味」大学生の抵抗と儚い恋を描く歴史的名作『いちご白書』が“今”とリンクする

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ライター:#BANGER!!! 編集部
「なぜかエッチな響き?」「性に奔放で政治にも興味」大学生の抵抗と儚い恋を描く歴史的名作『いちご白書』が“今”とリンクする
『いちご白書』© Warner Bros. Entertainment Inc.
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『いちご白書』をもう一度

『いちご白書』(1970年)という映画をご存知だろう。なぜか少しエッチな響きがあるように感じてしまうのは、のちに『ポルノ白書』とか『変態白書』といった映画にはじまり、様々な便乗タイトルの“✕✕な作品”が山ほど作られたせいかもしれない。

実際この映画にもちょっとエッチなシーンがあるのだが、学生のイチャイチャの延長とか若気の至りとか、当時よく描かれた性描写の範疇である。

『いちご白書』© Warner Bros. Entertainment Inc.

本作のタイトルから日本のフォーク・グループ、バンバンが70年代に発表した楽曲「いちご白書をもう一度」(作曲:荒井由実)を思い出す人は、おそらくアラカン世代以上ではないだろうか。若者の恋が描かれるとはいえ『いちご白書』というフンワリしたタイトルに疑問を抱いた人もいるかと思うが、原題は『The Strawberry Statement』で、つまり邦題はほぼ直訳だ。

この原題は、当時の米コロンビア大学学部長が学生たちの意見を揶揄した発言に由来しているとのこと。ちなみに映画の脚本を手掛けたイスラエル・ホロヴィッツは、あのビースティ・ボーイズのアドロック(アダム・ホロヴィッツ)の父親としても有名(※父イスラエルは2017年に複数の女性から性被害で訴えられたが、その中にはアダムの高校時代の恋人も含まれていたという……)。

『いちご白書』© Warner Bros. Entertainment Inc.

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