全米No.1ヒットの竜巻モンスター映画、日本上陸
言わずもがなの巨匠スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮×『ジュラシック・ワールド』の製作陣によるアクション・アドベンチャー超大作『ツイスターズ』が、8月1日(木)より全国公開となる。
キャストには、ジャンルを問わず演技派として活躍する“次世代のアン・ハサウェイ”ことデイジー・エドガー=ジョーンズや、『トップガン マーヴェリック』で世界的大ブレイクを果たした“ネクストブラッド・ピット”ことグレン・パウエル、『トランスフォーマー/ビースト覚醒』ほか話題作に引っ張りだこなアンソニー・ラモスなど、今後のハリウッドを牽引していく新世代のスター俳優たちが集結。そして監督は、『ミナリ』でアカデミー賞6部門ノミネートを果たしたリー・アイザック・チョンが務める。
全米初登場No.1の大ヒットスタートを切り、すでに公開済みの世界中でも驚異的な興行収入を記録している本作。イギリスで行われたプレミアでは、あのトム・クルーズが一緒に鑑賞していたキャストの肩をブンブン揺さぶるほど大興奮していたことも報じられているが、そんなトムのリアクションにも納得の面白さなのだ。
大迫力の竜巻映像は夏休みに映画館の大スクリーンで観るのにピッタリだし、気象科学のSF的エンタメ化との好相性、立場や意見の相違を乗り越える友情、個人としての選択を尊重する親子愛などなど、もはやこれは映画として100点満点なのでは? と太鼓判を押したくなる、まさに『トップガン マーヴェリック』と比類するレベルの傑作である。
竜巻はモンスターだ! 絶対に逃げられない恐怖
『ツイスターズ』を観て改めて驚かされるのが、日本を含むアジアではなかなか真似できない規模感と懐の深さ。広大すぎる草原、どこまでも突き抜ける空、人種もジェンダーも社会階級も関係ない個性と魅力あふれる登場人物たち――。そして映画冒頭、主人公ケイトたちを襲う竜巻モンスターの迫力は、「話題の『ツイスターズ』、どんなもんじゃい!」と映画館に乗り込んだ観客たちを一人残らず釘付けにするだろう。
人の力では到底太刀打ちできない“自然の脅威”は我々もよく知っているし、その絶望がモンスターのごとき形をともなって襲いかかってくる様子には実際、体の底から震えがくる。
本作に登場する竜巻モンスターの姿は、まさに「捕食」という表現がしっくりくるもの。ぐっと手を伸ばしてヒトの身体を掴み、力任せに渦の中に引きずり込んでくるような、しかも“富士山よりも高く、新幹線より速い”という、これは絶対に逃げられない……! と絶望させる恐ろしさがあるのだ。
それでいて本作は、SFなガジェットや魔改造クルマなどジャンル映画ならではのケレン味もモリモリで、ジャンル映画好きをワクワクさせてくれる仕掛けだらけ。しかも2時間ほぼジャストの上映中、ダレる瞬間がビタイチ無いテンポの良い構成も見事と言うほかない。
『ツイスターズ』
気象学の天才ケイトはニューヨークで自然災害を予測し被害を防ぐ仕事に熱中していた。そんな中、故郷オクラホマで史上最大級の巨大竜巻が群れをなして異常発生していることを知る。竜巻にトラウマを抱えたケイトだったが、学生時代の友人ハビからの懸命の依頼で、夏休みの一週間の約束で竜巻を倒すために故郷へ戻ることに。そこで出会った知識も性格も正反対の竜巻チェイサーのタイラーら新たな仲間と、無謀ともいえる“竜巻破壊計画”に立ち向かっていく。
監督:リー・アイザック・チョン(『ミナリ』)脚本:マーク・L・スミス(『レヴェナント:蘇えりし者』)
製作:フランク・マーシャル(「ジュラシック・ワールド」シリーズ、「インディ・ジョーンズ」シリーズ、)パトリック・クローリー(「ボーン・アイデンティティー」シリーズ)
出演:グレン・パウエル(『トップガン マーヴェリック』)、デイジー・エドガー=ジョーンズ(『ザリガニが鳴くところ』)、アンソニー・ラモス(『トランスフォーマー/ビースト覚醒』)、ブライドン・ペレア(『NOPE/ノープ』)、キーナン・シプカ(『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』)、デイビッド・コレンスウェット
制作年: | 2024 |
---|
2024年8月1日(金)より全国公開