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貧しさと暴力の蔓延る街で生まれ育った18歳の少年ヨンギュ(ホン・サビン)。どこにも居場所がなく追い詰められた彼は、地元の犯罪組織のリーダーであるチゴン(ソン・ジュンギ)を頼らざるを得なくなります。徐々に憧れのチゴンに認められていくヨンギュでしたが、組織の非情な掟に背いてしまい……。
#このろくでもない世界で
ふたりの【傷】が呼応する
◤ポスタービジュアル解禁◢期待の新鋭 #ホン・サビン×
「#ヴィンチェンツォ」 #ソン・ジュンギ7.26(金)公開🎬#hopeless #ファラン#SongJoongKi #キム・ヒョンソ #BIBI pic.twitter.com/7IhtFBfeRU
— 映画『このろくでもない世界で』7.26(金)公開 公式アカウント (@hopeless_movie) May 21, 2024
韓国の魚鍋料理「メウンタン」
ある夜、ヨンギュがチゴンのもとを訪れた際に、普段は人を傷つけているであろうナイフを使い、慣れた手つきで魚をさばき鍋料理を振る舞うチゴン。これは「メウンタン」という白身魚の料理で、韓国ではポピュラーな鍋料理のひとつ。監督いわく、このシーンはヨンギュがチゴンの真似をしはじめるシーンであり、カネと暴力の支配する世界へと入っていく、そこで生きていく覚悟をするシーンでもあるとのこと。
この鍋は普通、手で食べることはしないそうですが、もちろんマナー教育など受けていないチゴンは、面倒になったのか手づかみで食べてしまいます。それを見たヨンギュが彼の真似をして、同じように手づかみで魚を貪るように食べる……という劇中でも屈指の印象的なシーンになっています。
▼材料(2~3人前)
白身魚(タラ、クロソイなど) ・・・ 適量
豆もやし ・・・ 1袋
長ネギ ・・・ 1/2本
(その他お好みで)
春菊、豆腐、アサリ、大根 など
≪スープ≫
水 ・・・ 600ml
酒 ・・・ 大2
ダシダ ・・・ 小さじ2
醤油 ・・・ 大さじ1
みりん ・・・ 大1
おろしにんにく ・・・ 1かけら
コチュジャン ・・・ お好みで
粉末唐辛子 ・・・ お好みで
▼作り方
- 白身魚を一口大に切る、長ネギは斜め切りに。その他材料全てを一口大に切る。
- 鍋に水と酒大さじ2、ダシダ小さじ2、醤油大さじ1、みりん大さじ1、おろしニンニクひとかけ分、コチュジャン、粉末唐辛子をお好みの量入れる。大根など硬いお野菜を入れる場合はこのタイミングで。
- 固い野菜に火が通ったら、白身魚、長ネギを入れて煮込む。
- 白身魚に火が通ったら、豆もやし、その他の火が通り易い具材を入れて火が通るまで煮込む。仕上げにお好みでごま油を回しかけたら出来上がり。
『このろくでもない世界で』は2024年7月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開
CS映画専門チャンネル ムービープラス「今月の韓国映画」放送中
『このろくでもない世界で』
継父のDVに怯える18歳のヨンギュ(ホン・サビン)は、義理の妹ハヤン(キム・ヒョンソ)を守るために暴力沙汰を起こして高校を停学、その上、示談金を求められる。行き止まりの現実に苦しむ彼の夢は、いつの日かオランダへ移住すること。その願いも空しくバイト先をクビになったヨンギュは、地元の犯罪組織のリーダー、チゴン(ソン・ジュンギ)の門戸を叩くほかなかった。仕事という名の“盗み”を働き、徐々に憧れのチゴンに認められていくヨンギュだったが、ある日、組織の非情な掟に背いてしまう。荒んだ日常の中で互いに寄り添ったハヤンをも巻き込み、意を決してチゴンのもとへ駆けつけるが……。
監督・脚本:キム・チャンフン
出演:ホン・サビン、ソン・ジュンギ、キム・ヒョンソ
制作年: | 2023 |
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2024年7月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開