映画を観ると、食べたくなる料理がある
料理を知ると、観たくなる映画がある
特別な味や香りをあなたにお届けする
BANGER!!!の “映画メシ” をご紹介
あなたは死ぬ間際に、愛されたことを思い出しますか? 愛したことを思い出しますか――? 航空会社に勤める好青年の豊(西島秀俊)は婚約者を日本に残し、タイのバンコクへ赴任してきました。そこで不思議な魅力を持つ沓子(中山美穂)と出逢い、彼女の住むホテルのスイートルームで逢瀬を重ねるようになります。しかし帰国の時が迫ってきた豊は、目の前の誘惑よりも約束されたエリート街道を選択し、沓子とは別れることに。この燃えるような一瞬の恋が、25年を経て確かな愛になるとは、そのときは思いもよらず……。
ミポリンの妖艶な美しさを思い出す!?「タイ風焼きそば」
本作の舞台となった常夏の楽園、むっと汗ばむ食堂を想起させる「タイ風焼きそば」。誰もがうっとり見惚れてしまうミポリンの妖艶な美しさを思い出しながら、ピリリと甘辛い麺を啜ってみては?
▼材料(2人分)
焼きそば麺 ・・・ 2玉
にんにく ・・・ 1かけ
玉ねぎ ・・・ 1/4個
ニラ ・・・ 1/2束
乾燥きくらげ ・・・ 8g
むき海老 ・・・ 6尾
もやし ・・・ 200g
干し海老(桜海老) ・・・ 大さじ2
溶き卵 ・・・ 2個分
ローストピーナッツ ・・・ 大さじ2
レモン ・・・ 1/2個
(調味料)
黒砂糖 ・・・ 大さじ1
ナンプラー ・・・ 大さじ1
オイスターソース ・・・ 大さじ1
酢 ・・・ 小さじ1
粉とうがらし ・・・ 少々
塩 ・・・ 少々
▼作り方
- にんにくと玉ねぎをみじん切りにします。ニラを4cmに切ります。乾燥きくらげを水で戻して余分な水分を拭き取ります。海老の背わたを取り除き、背開きにします。
- 調味料を小鍋に入れて砂糖が溶けるまで弱火にかけます。
- フライパンにサラダオイル大さじ2(記載外)を入れて中火にかけます。①のにんにくと玉ねぎを炒め、香りが出てきたら、①の海老を加えて中まで火を通します。
- ②の合わせ調味料を③のフライパンに加えて海老とあわせ、焼きそば麺をほぐし入れて全体に絡めます。①のニラ・①のきくらげ・もやし・干し海老を加えて強火でサッと炒めます。
- 具材をフライパンの端に寄せて、空いた所に溶き卵を入れ、箸で混ぜながらふわっとした半熟卵に素早く仕上げ、全体に混ぜ合わせたらお皿に移します。
- 砕いたローストピーナッツを散らし、レモンを添えて完成です。お好みで、レモンを絞り、ナンプラーを加えながらいただきます。
▼HOW TO
- 本格的なタイの焼きそばを作りたいときは、焼きそば麺の代わりに、幅が3mmのビーフンを使用して下さい。
- もやしのヒゲを取り除くと、見た目も食感も良くなります。
- ローストピーナッツを砕くには、袋に入れて瓶などで粗く潰すと簡単です。
レシピ監修・撮影:渡辺ひと美
酒料理研究家、唎酒師(SSI顧問)、商品開発/割烹料理店「霞町 三〇一ノ一」オーナー
『サヨナライツカ』
1975年、灼熱のバンコク。
金・美貌・愛に不自由なく暮らし、“愛されること”を求め生きてきた沓子は、
ある日、夢に向かって真っすぐ生きるエリートビジネスマン・豊と出逢う。
ふたりはたちまち魅かれ合い、熱帯の夜に溺れていく。
しかし、豊は結婚を目前に控え、日本に婚約者がいた。
期限ある恋、かなわぬ恋だとしても、自分は彼を愛し続ける…。
沓子は、愛することこそが本当の愛だと気付いてしまった。
そしてふたりは25年後のバンコクで、運命の再会をするが――。
制作年: | 2009 |
---|