1 2
セガールの隠れた名作『イントゥ・ザ・サン』
アクション映画好きにとって神にも等しい(?)名優、スティーヴン・セガール。ここ数年は主演作が公開されていないものの、1980年代からアクションひと筋で活躍し続けてきたセガールへの信頼度は高く、代名詞となっている『沈黙』シリーズをはじめ劇場やテレビで彼の姿を見て育ったファンは多い。
今年72歳になったセガールだが、いまだ世界中で“発掘”的に過去作がレビューされ、若い世代にもその唯一無二の存在が浸透している。そんなセガールの隠れた名作として語り継がれているのが、日本が舞台のサスペンス・アクション『イントゥ・ザ・サン』(2005年)だ。
人種入り乱れる国際都市「東京」――不法入国者の一掃を掲げ選挙戦に乗り出した都知事候補が、何者かに射殺された。伝説のCIAエージェント、トラビスは、FBIの若手捜査官マックを相棒に調査に着手する。
次第に浮かび上がる振興暴力団の存在、それを牛耳る黒田という男、そして、チャイニーズ・マフィア。まさに、一触即発の東京戦争。最後に生き残るのは誰だ!?
1 2