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パニック映画の重大要素“インパクト大な死に様”をアサイラムはどう描く?『ボルケーノ2023』は観るも八卦な早撮り大噴火ムービー

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ライター:#知的風ハット
パニック映画の重大要素“インパクト大な死に様”をアサイラムはどう描く?『ボルケーノ2023』は観るも八卦な早撮り大噴火ムービー
『ボルケーノ2023』
DVD発売中
価格:¥5,280(税抜)
発売:ニューセレクト株式会社
© 2022 Acme Holding Company, LLC.
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自然災害パニック映画の定番ジャンルといえば

大地震、大竜巻、大津波、大寒波……。主に自然災害をテーマとする映画のワン・ジャンル、通称“ディザスター・パニックもの”の世界では、多種多様な天変地異が発生する。中でも、『ダンテズ・ピーク』(1997年)や『ボルケーノ』(1997年)のように<大噴火>を取り扱ったパニック映画は、いまだに根強い支持を得ている。

この手のジャンル映画は時として、科学的見地からパニック描写の不適切さを一刀両断されたり、現実と照らし合わせての倫理的な不謹慎さを指摘されたりすることもあるが……。あまり開き直り過ぎてはいけないものの、かといって神経質にもなり過ぎない程度に、分別をもって楽しみたいものだ。

なお今回紹介する作品は、おなじみのアサイラム社が制作したディザスター映画、『ボルケーノ2023』(2022年/原題:『SUPER VOLCANO』)である。この映画によると、「ハワイ島・マウナケア火山の大噴火がきっかけとなって、西半球の火山が同時に噴火し、地球は滅びる」のだそうだ。ここまでくると分別もなにもあったものではないし、いつもの低予算早撮りアサイラム製パニック映画なので、楽しめるかどうかも若干賭けみたいになってくる。

とにかく今回は、この『ボルケーノ2023』を取り上げよう。

次ページ:アサイラム早撮り「大噴火」映画の見どころは?
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『ボルケーノ2023』

ハワイ島のマウナケア山で異常な火山活動が観測された。モリー・マーティン博士は大噴火を阻止すべく、溶岩のルートを変える爆破作戦を決行する。だが噴火は連鎖する変動の前触れに過ぎなかったのだ。マウナケア山が引き金となり、西半球のすべての火山が同時噴火する恐れがあることがわかり……。

監督:ジャレッド・コーン
出演:マッケンジー・ウエストモア ウィリアム・ボールドウィン グラント・バウラー

制作年: 2022