三池崇史監督×韓国ドラマ界の強力タッグ
『悪の教典』『クローズZERO』の鬼才・三池崇史が、『愛の不時着』等で知られるスタジオドラゴンと強力タッグ! そこに韓国の新生代スター俳優、「国民的年下彼氏」ことチョン・へインが加わった日韓合作プロジェクトが、ディズニープラスのスターで配信中のドラマ『コネクト』だ。
チョン・へイン演じる主人公ハ・ドンスはある夜、臓器売買組織に誘拐されてしまう。普通の人間ならば臓器を抜き取られてポイ……のはずだが、なんと“中身”全開のはずのドンスはムクリと起き上がり、抜き取られた眼球を一つだけ取り返して解体所から逃げ出した。そう、彼は“不死身の肉体”を持って生まれてきた新人類だったのだ。
不死身の新人類が“眼球”を求めて猟奇殺人鬼と対峙!
さすが三池監督作品だけに、終始不穏な空気が漂いまくっている本作。いきなり主人公の不死身っぷりを見せつける冒頭シーンには心底驚かされるが、ドンスにとっては幼少時から「モンスター」と指差されながら付き合ってきた特異体質であり、そんな“望まざる能力”を持ってしまった者の哀しみもしっかり描いている。
物語序盤は、そんな彼の身に起こる奇妙な現象と、不死身の新人類=金のなる木を奪い返さんとする臓器売買組織、なぜかつきまとう謎の少女、そしてドンスの片眼を移植されたらしき見知らぬ男の視点と、その衝撃的な正体を軸に展開。そこに世間を騒がせる「死体アート事件」が絡み、刑事たちの泥臭い捜査も物語に介入していく。
取り返し損ねた“もう一つの眼球”を追うドンスをメインに、クセの強すぎる人間たちがバンバン入り乱れる……という、オカルティックかつバイオレント、超スリリングでサスペンスフルなドラマである。
三池イズム全開の“不死身描写”がスゴい!
公式のあらすじでも紹介されているので言ってしまうと、ドンスの片眼を移植された男が、殺した人間たちを奇妙なオブジェのように仕立てて公衆の面前に飾るという「死体アート事件」を起こした犯人なのだが、この殺人鬼オ・ジンソプの禍々しいオーラが本当に怖い。演じるコ・ギョンピョの爽やかさからは想像できないが、そのギャップがちゃんと活かされているあたりも秀逸。世間的には眼球を探してウロウロしているドンスよりも、一流企業で働いているジンソプのほうがマトモなのだから、恐ろしい。
しかしドンスからすれば、ぽっかりと空いた眼の“くぼみ”が毎日のように激しく痛むものだから、放っておくわけにはいかない。しかも移植されたのが「死体アート事件」の猟奇殺人鬼というド変態とくれば発狂してもおかしくない状況だろう。なにしろ殺人鬼の視点と“コネクト”してしまっているのだから……。
日陰者のドンスと一流会社員のジンソプは対象的な存在として描かれていて、各々が暮らす部屋のセットでもギャップを強調。ドラマの世界観に自然と没入させる美術・小道具/装飾のクオリティは、さすが大ヒット韓国ドラマを多く手がけてきたスタジオドラゴンといったところ。この2人が“コネクト”するエフェクトシーンも、必要最小限の表現に留めることでリアリティの醸成に成功している。
もちろん、そういったドンスVSジンソプの構図以外にも見どころが多く、CGによる“不死身描写”などはSFホラー好きが歓喜しそうな毒々しさで、かつ映像的にもかなり新鮮。日本の漫画作品などでは珍しくない設定ではあるものの、例えば「斬られた腕がくっつく」一連の表現のビジュアルショックはすさまじい。エグいはずなのに思わずニヤリと笑ってしまうほど、ユーモア漂うバイオレンス描写は必見。クエンティン・タランティーノ監督が大ファンを公言し、世界の映画祭で称賛を浴びてきた鬼才・三池崇史監督の映像センスと優れたバランス感覚がよく分かるシーンの一つだ。
1話50分弱の全6話、イッキ見不可避な面白さ!
「コネクトという都市伝説」の真相を求めて(?)ドンスに危険すぎる積極交流を仕掛けてくる少女イラン(キム・へジュン)や、重要な手がかりを見つけると○○が出るという謎体質を持つチェ刑事(キム・レハ)との攻防などは、序盤のキーポイントと言えるだろう。犯罪組織の面々もいちいちキャラが立っていて、そんなところも「絶対に飽きさせない!」という制作陣の気合が伝わってくる好ポイントである。
しかもバイオレンス描写にも躊躇がなく、目を背けたくなるような衝撃シーンの数々には、思わずディズニープラスのオリジナル作品であることを忘れてしまうかも? 映画/ドラマ好きとしては、こういったバイオレンス/サスペンス~スリラー作品を含む“大人向け”コンテンツの充実に期待せずにはいられない。
とにかく見どころが毎話パンパンに詰まっていて、手に握った汗が乾くヒマもない本作。はたしてドンスは自分の眼球を奪い返せるのか? ジンソプの過去は? イランの狙いは? そもそも、なぜドンスは不死身の新人類として生まれてきたのか……? 謎が謎を呼ぶ日本×韓国ドラマ『コネクト』は、全6話イッキ見不可避な面白さだ。
『コネクト』はディズニープラスのスターで全話独占配信中。
Presented by ディズニープラス
『コネクト』
映画鬼才・三池崇史監督×『愛の不時着』スタジオドラゴン×新生代スター俳優チョン・へイン 奇跡の日韓合作プロジェクト
最強の不死身新人類v.s.最恐の猟奇殺人鬼が激突、超過激バイオレンススリラー
【あらすじ】
ハ・ドンスはどんな大怪我でもすぐに治してしまう不死身の新人類”コネクト”。ある日、彼は謎の臓器売買組織に誘拐され、片眼を奪われてしまう。その後、失ったはずの眼から時々不思議な光景が見えるようになるが、なんとドンスはソウルを恐怖に陥れた猟奇殺人鬼と視界が共有されていたのだった−。奪われた眼を、そして人生を取り戻すために、ドンスはあらゆる手を使って殺人鬼を追い続けるが…。
【キャスト】
ハ・ドンス役:チョン・へイン『スノードロップ』『D.P. -脱走兵追跡官-』『ある春の夜に』『半分の半分〜声で繋がる愛〜』『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』
オ・ジンソプ役:コ・ギョンピョ『恋のスケッチ〜応答せよ1988』『月水金火木土』『嫉妬の化身〜恋の嵐は接近中〜』
イラン役:キム・へジュン『キングダム』『ただ愛する仲』『調査官ク・ギョンイ』『最高の離婚〜Sweet Love〜』
【スタッフ】
原作:WEBTOON『Connect』シン・テソン
監督:三池崇史『悪の教典』『ホステル』『テラフォーマーズ』『無限の住人』『妖怪大戦争』『土竜の唄』
シリーズ 脚本:NAKA雅MURA『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』『どろろ』『彼岸島』、ホ・ダム『ムルゲ 王朝の怪物』
制作年: | 2022 |
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