重岡大毅の“パパぶり”に思わず破顔！『#家族募集します』は“一人じゃない”と思わせてくれる新時代のホームドラマ

早くも名作ドラマ誕生の予感!?

気の置けない友人とカフェでトークをしたり、居酒屋で仕事の愚痴を語り明かしたり……仲間との時間や繋がりこそが、尊いものだったと痛感し始めた2021年。こんなご時世だからこそ、心にグッと来るドラマ『#家族募集します』（TBS系）に注目したい。

本作は、性格も価値観もちがう男女4人＋子ども3人が織りなす新時代のホームドラマ。2021年8月12日現在、第2話まで放送されているのだが、早くも名作誕生の予感！ と話題を呼んでいる。

https://www.youtube.com/watch?v=0xcDFD7_6CY

『パパジャニWEST』を彷彿とさせる重岡のパパ姿

主人公・赤城俊平を演じているのはGP帯初主演の重岡大毅（ジャニーズWEST）で、5歳の息子をひとりで育てるシングルファーザーに挑戦している。初の父親役ではあるものの、なかなか板について見えるのは、レギュラー番組『パパジャニWEST』（TBS系）でのパパ体験のおかげだろうか。

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第1話では、俊平がシングルファーザーになった理由が明かされた。それは、3ヶ月前に妻のみどり（山本美月）が不慮の事故により亡くなったから。そのことを息子の陽（佐藤遙灯）には伝えられず、「ママは、トリプルグリーン（俊平が考えた戦隊ヒーロー）になった」と誤魔化し続けている。「ママ、いつ帰ってくるんだろうね」「迷子になっちゃったのかなぁ」とみどりを心配する陽の姿は、なんとも切ない。

俊平は、いつか陽に本当のことを伝えなければならない。きっと、陽は少しずつ気付き始めているからだ。ずっと待っていても、一向に帰ってくる気配がないこと。ママの話をすると、俊平が少し悲しい顔をすることも。

2021年8月13日放送の第3話では、みどりが亡くなったという事実を、陽に明かすシーンが描かれるようだ。予告動画で俊平が「ママはね、ママは……」と涙ぐむ姿をチラ見するだけでも涙腺が緩んでしまうが、陽は辛すぎる現実にどう向き合っていくのだろうか。

https://www.youtube.com/watch?v=AX0qx5GeHMM

「仲間のピンチは仲間が助ける」一人じゃないと思わせてくれる作品に

みどりを亡くしてから孤軍奮闘していた俊平。幼馴染の小山内蒼介（仲野太賀）と偶然の再会を果たしたことから、人生が180度変わっていく。

俊平の事情を知った蒼介は、自身が働くお好み焼き屋「にじや」の2階で、子育てシェアサービス“みんなんち”を始めるのだ。そして、SNSに「#家族募集します」と投稿すると、シングルマザーの桃田礼（木村文乃）が依頼にやって来る。しかし、彼女は「シングルマザーであることを言い訳にしたくない」「女ひとりじゃ限界があるって思われたくない」という想いから、人に頼ることに強い嫌悪感を抱いていた。

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たとえ子育てをしていなくても、礼の言葉に共感する人は多いのではないだろうか。自分で「こうしたい」と決めたのに、誰かに頼った瞬間、その決意が間違ったもののように思えてきたり……。

「自分でどうにかしなきゃ」と悩んでしまいがちな世の中で、このドラマは「一人で抱え込まなくていいんだよ」と優しく背中を押してくれる。誰にも頼ったらいけないと肩肘を張るよりも、周囲に助けてもらいながら笑顔でいる方が格段にいい。そして、助けてくれた仲間がピンチの時には、一番に駆けつけてあげられる自分になればいいのだから。

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一人で頑張ってしまう俊平と礼に、少しお節介な蒼介。そして、破天荒ママ・横瀬めいく（岸井ゆきの）と、その子どもたちはどのように“家族”になっていくのだろうか。価値観が違っても、血が繋がっていなかったとしても、お互いのことを信じ、お好み焼きをシェアして笑い合えたのなら、それはもう「家族」だと言えるのかもしれない。

文：菜本かな

TBSテレビ 金曜ドラマ『#家族募集します』は毎週金曜よる10時から放送中、第3話は2021年8月13日（金）より放送

https://www.youtube.com/watch?v=_a-1kus_vvw&feature=emb_title