全10話配信中! “MJ伝説”を見届けよう
2020年4月20日から配信が始まった、シカゴ・ブルズでのマイケル・ジョーダン最後のシーズンを追ったNetflixオリジナルシリーズ『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』。5週にわたって全10エピソードが配信された本作は、1997~98シーズンの密着映像をメインとしているが、蓋を開けてみればジョーダンの全てを知ることのできる名作だった。
素晴らしいストーリー構成! ジョーダンの全てがわかるドキュメンタリー
まずストーリーの構成が秀逸だ。基本的には1997~98シーズンの時系列で進みながら、過去の出来事や当時の心境などを絡めながら進んでいく。ジョーダンの生い立ちから、NBAのスターダムへと登っていく過程。そして、どのように世界を巻き込むほどのスター選手になっていったのかが手に取るようにわかる内容だ。また、ジョーダンを支えたチームメイトたちの生き方などにも触れ、“最強”と呼ばれたシカゴ・ブルズがどういったチームなのかも深く知ることができる。
バスケ界だけじゃない! あらゆるシーンに与えた多大なる影響
ジョーダンが人気となったのは、バスケットボール界だけではなかった。いわゆるジョーダンモデルのシューズ<Air Jordan>は、ルーキー時代から一大ムーブメントを巻き起こす。やがてアメリカの少年少女たちの憧れの逸品となり、NASやジャスティン・ティンバーレイクなどヒップホップ~ポップス界のスターたちも「夢中になった」と作品内で明かしている。
また、Air JordanのTVコマーシャルでは映画監督のスパイク・リーと共演し、1996年にはアニメ×実写映画『SPACE JAM/スペース・ジャム』に主演するなど、芸術・エンターテインメント業界にも多大な影響を与える人物だった。
40年以上にわたって愛されてきた大スターもひとりの“人間”だった
完璧なバスケットボール選手と称されるジョーダンも、ひとりの人間であった。父であるジェームズの死、噂されるギャンブル癖、四六時中向けられるマスコミやファンたちの目。それらの出来事は、ジョーダンを常に苦しめた。関係者に弱音を吐き、チームメイトやライバルたちとは感情のぶつかり合いも多くあった。しかし、1984年のデビュー以来、ずっと変わらないことがある。それは多くのバスケットボール・ファンに愛されてきたということだ。
その証拠に、本シリーズの平均視聴者数は毎エピソード500万人を超えているという。これほどまでにNBA、バスケ界全体、そして世界中のあらゆるカルチャーに影響を与えた偉人のすべてがわかるのが『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』なのだ。
『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』はNetflixで独占配信中
『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』
マイケル・ジョーダンのキャリア、そして90年代のシカゴ・ブルズの黄金期を、1997-98シーズンの貴重な未公開映像を交えながら徹底的に振り返るドキュメンタリー。
制作年: | 2020 |
---|---|
出演: |