自宅隔離の心強い味方<動画配信サービス>に新顔登場!
2020年3月以降、世の中の状況が一変してしまった。ウイルスの終息を願いながら多くの人が自宅隔離している状況で、ネットの世界では鬱屈とする気分を少しでも晴らそうと様々なデジタルコンテンツが活発に利用されている。
そんな中、新たな動画配信サービス<Quibi(クイビ)>が4月6日よりサービスを開始した。NetflixやAmazon Prime Videoを筆頭に、世界中で多くの配信サービスがしのぎを削る動画サブスク戦国時代、このタイミングで登場した新顔のQuibiは一体どんなコンテンツを提供してくれるのだろうか?
https://twitter.com/Quibi/status/1247147042268303360
まずQuibiの基本情報から。現在はアメリカとカナダで、スマホなどのモバイル端末のみでコンテンツを配信。月額は広告アリ/ナシで5ドル/8ドルという、かなり優しい価格設定だ(90日間無料サービスあり)。というのも、Quibiが配信するのは10分前後のオリジナル作品がメイン。競合が予算に糸目をつけない超大作を配信する中、独自フォーマットによって新たなファン層を獲得する狙いがあるようだ。
さらに大きな特徴として、通常の映画/動画作品がヨコ画面でのみ視聴するのに対し、Quibiでは端末自体をタテに持ち替えることでアングルが変化したりズームインしたりする機能が備わっているそうで、場面や展開に応じてユーザーの好みを反映できる仕様になっている。より参加型/アトラクション要素が強く、他サービスとの差別化を図るためにもその機能に特化したオリジナルコンテンツが増えていくと思われる。
普通にめっちゃ観たい! 豪華キャスト/製作陣の手掛けるコンテンツが目白押し
気になる現状の配信作品だが、かなり豪華なラインナップと言っていいだろう。クリヘムの弟リアム・ヘムズワース&クリストフ・ヴァルツ共演の『Most Dangerous Game(原題)』や、コーリー・ホーキンス、ソフィー・ターナーなど若手が集結した『Survive(原題)』といったドラマシリーズの他、チャンス・ザ・ラッパーを招いて人気ドッキリ番組『Punk’d』を復活させるなど、かなり興味深いコンテンツが揃っている。
https://www.youtube.com/watch?v=d7Lc8Eo6yTc
https://www.youtube.com/watch?v=UmIVtF9JdCQ
https://www.youtube.com/watch?v=R5kzoCjh1XA
今後はウィル・スミスがホスト・製作を務めるコメディ番組『This Joka(原題)』や、さらにギレルモ・デル・トロ監督やサム・ライミ監督らがホラー作品を手掛けるそうで、動画配信サービスの戦場に討って出ようという気合いが感じられる。
そんなQuibi、サービス初日のダウンロード数は30万を記録したというから、少なくとも新しモノ好きの人々の興味は引いた模様。日本でサービスを始める際には、アート/カルチャー系のコンテンツも多いので字幕の問題はどうしても避けられないと思うが、低価格というのは大きなアドバンテージだし、コンテンツ次第ではネットザッピング世代の若年層を中心に浸透していく可能性は十分あるだろう。
https://youtu.be/kqkX-7EOY2k