最愛の妹を殺された若ミルズ、怒り狂う
ご存知リーアム・ニーソンが最強パパを演じた『96時間』。誘拐された娘を救出するべく元CIAのスキルを駆使して96時間で悪者を追い詰めていく……というストーリーで大ヒットを記録し、『96時間/リベンジ』『96時間/レクイエム』とシリーズ化されたサスペンスアクション映画だ。
同シリーズでは、リーアムが演じた主人公ブライアン・ミルズの淡々と悪者を殺しまくる強さに魅了される映画ファンが続出。「ミルズ無双がもっと見たいよ!」と願う声に、でもミルズはもういい歳だから若い頃の話とかどう? みたいな感じ(たぶん)で応えたのが、ドラマ『96時間 ザ・シリーズ』である。
とはいえ“若かりし頃”という設定は無視してもいいだろう。映画シリーズよりも壮大な設定は本筋と関係なくてもじゅうぶん面白いし、そもそも時代設定がめちゃくちゃユルい(ミルズの若い頃にしてはテクノロジーが以下略)。諜報組織モノはやり尽くされた感もあるが、ドラマシリーズでは麻薬カルテルが敵だったりするので説得力、緊張感もたっぷりだ。
元グリーンベレーという設定の若ミルズは当時から正義感が人一倍強く、列車内で自主的に爆弾テロを阻止するも最愛の妹を殺されてしまう。失意に暮れる若ミルズだったが、その腕を買われて秘密諜報組織にジョイン。多方面から狙われまくり「この組織なに? 誰なの?」と翻弄されたり、悪事の裏に国防総省がいたりと散々な目に遭う若ミルズ。相次ぐ裏切りの中で、誰を信用するべきなのか? と傷つき葛藤する若ミルズを、ファンならば目を細めて見守ろう。
若ミルズがグリーンベレー仕込みの殺害スキルを発揮!
そんな若ミルズが所属することになるODNI(国家情報長官室)は、作戦に必要とあれば銀行強盗もやっちゃうムチャな組織(らしい)。ゆえにその活動はいっさい表に出ることはなく、手柄はFBIとかCIAに持っていかれてしまう。しかも協力者の家族は誘拐されるのが基本らしく、実務をこなす現場チームと指示を出すオフィス勤務チームとの連携がキモになってくる。若ミルズのイチャコラタイムもあるものの、親しくなった人間に危害が及ぶことを恐れてなかなか一歩を踏み出せない……という設定もファンが喜びそうで◎だ。
元グリーンベレーだけに若ミルズの殺害スキルや罠ハックも見どころで、つまり悪い奴らが小気味よくポンポン死んでいく。個性的な仲間たち(『アドレナリン』のチンピラ役でおなじみ、ホセ・パブロ・カンティージョがいますよ!)も徐々に掘り下げられていく……のかと思いきや、シーズン2で若ミルズとボス以外は全員降板という、椅子から落ちそうになる急展開が。しかし散り散りになった組織は即再結成してメンツも一新、犯罪者ギリギリ(アウト)なハッカーなどがメンバーに加わって本格的な電子戦も繰り広げられる(だから時代設定どうなってるの!?)。
また、ファンのために(ではないと思うが)ミルズの幼少時代も描かれる。パパミルズ譲りのサバイバルテクなど、彼がタフな男に成長する源泉がここにあるのだ。大切な人を亡くし失ってきたからこそ、娘や妻のことになると鬼になるんだね……。それにしてもこのドラマシリーズ、他人のアドバイスを聞かない大人が盛りだくさんで、そのせいで何の罪もない家族が危険にさらされまくり! 命狙われてるんだから、もう少し慎重に行動してよ!!
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https://youtu.be/emw3ZnZS2rs
96時間 ザ・シリーズ
リュック・ベッソン製作総指揮、『96時間』の前日譚となるドラマシリーズ、全10話。映画版でリーアム・ニーソンが演じたブライアン・ミルズの若き日を描く。
制作年: | 2017 |
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出演: |