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先入観を裏切りまくり?世にも奇妙な“化ける”不思議ドラマ!ディズニープラス『照明店の客人たち』前半戦解説

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ライター:#SYO
先入観を裏切りまくり?世にも奇妙な“化ける”不思議ドラマ!ディズニープラス『照明店の客人たち』前半戦解説
ディズニープラス『照明店の客人たち』© 2024 Disney and its related entities
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次々と“化けていく”物語

※物語に一部に触れています、ご注意ください。

この『照明店の客人たち』、第2話・第3話ではまた違った形に“化ける”。一言で表すなら第2話はじっとりスリラー、第3話は刑事サスペンスだ。

ディズニープラス『照明店の客人たち』© 2024 Disney and its related entities

第2話では、なんとヤバいクリーチャーが登場! ある雨の夜、ヒョンジュは学校からの帰り道にずぶ濡れの女を見かけて傘を差しだし、途中まで一緒に歩くことに。その道中、女は髪の毛も体躯も伸び、不気味な様相になって追いかけてくる。さながら都市伝説の口裂け女に遭遇したかのような “超スリラー展開”がさく裂。同時並行で「古い民家を借りた作家が怪奇現象に出くわす」「帰り道がとにかく怖い男子学生が実は……」「第1話に登場した看護師ヨンジの恐怖体験」という3つの物語が展開。

1つ目は「風呂に入っていたら排水溝に大量の髪の毛を見つける」などゾッとする演出が強烈で、2つ目は第1話に登場したスーツケースの女を絡ませながら、どんでん返し展開で度肝を抜く。3つ目は「ドア越しに話しかけてきた相手が……」という恐怖演出の王道を的確に料理しており、わかっているのに縮み上がらせられる。

ディズニープラス『照明店の客人たち』© 2024 Disney and its related entities

続く第3話は、刑事の物語へとシフト。独居老人が急性の心筋梗塞で死亡した現場を訪れた刑事は、長年の勘で違和感を抱く。心筋梗塞で苦しんだにしては、表情が穏やか過ぎるのだ。さらに現場に幾つか不審な点を抱いた刑事は、独自に捜査を開始。やがて容疑者と思しき男にたどり着く――。

本エピソードは、重要なシーンをさりげなく映り込ませて視聴者に刷り込みつつ、刑事が何に違和感を覚えているかを後から視聴者に明かすという演出、さらに刑事のキャラ立てが抜群に効いており、推理ものとしても一見の価値あり。加えて「この刑事の物語が、どう照明店に合流するのか?」という部分の回収も上手く、先の容疑者がバイクで女をひき殺そうとした現場を取り押さえた刑事が、被害者に声をかけると別の事件で死んだはずの人物で……という展開が待ち受けている。そう、彼もまた「見える」人物だったのだ。その後刑事は、聞き込みの過程で照明店に足を運ぶのだが――。

ここまでの展開に、やはりスリラー作品なのかと思った人もいるだろう。後半では一体どのようなストーリーが展開し、「切なくも温かい人間愛」「感動のヒューマンミステリー」へと変わっていくのか――? そのあたりを考察しながら鑑賞するのも本作の楽しみ方の一つかもしれない。

ディズニープラス『照明店の客人たち』© 2024 Disney and its related entities

第4話でイッキに伏線回収! 後半戦でさらなる謎が描かれる?

ということで物語全体の大きな展開を迎えるのが、折り返しとなる第4話。今回はヨンジが勤める病院がメインの舞台となり、いくつもの謎が明かされる。まずはヨンジの過去。実は彼女はかつて大事故に遭い、生死の境をさまよっていた。なんとか一命をとりとめるも、それ以来「ここにいないはずの人が見える」体質になっていたのだ。

ディズニープラス『照明店の客人たち』© 2024 Disney and its related entities

ということは、これが発動条件になるのだろうか……と考える間もなく、これまでに登場した“奇妙な人”たちの素性が一気に判明! しかもその中には、まさかまさかの“あの人”もいて――。さらには視聴者の脳裏にあったであろう「ヒョンジュはなぜ毎日のように電球を買いに来るのか?」という疑問に対する言及と、今まで姿を見せなかった彼女の母親も登場。一気に伏線が回収されるだけでなく、新たな疑問と期待が次々と湧いてくる重要エピソードとなっている。

他の登場人物とは明らかに異質で、何者か全くわからないスーツケースの女の正体とその目的とは? そして、第2話に登場したクリーチャーは何なのか? ここまで目立った動きを見せなかったウォニョンがこのまま終わるはずがない……。

ディズニープラス『照明店の客人たち』© 2024 Disney and its related entities

公式サイトの作品紹介ページには「彼らの過去が紐解かれるとき、180度変わる物語はやがて<感動の結末>を迎える――」と書かれており、第5話以降にさらなるサプライズが仕掛けられているに違いない。そう、きっと我々視聴者の予想を凌駕するような――。『照明店の客人たち』が2024年を締めくくる1本となるのか、楽しみに引き続き追いかけていきたい。

文:SYO

『照明店の客人たち』はディズニープラスで2024年12月4日(水)より独占配信開始

Presented by ディズニープラス

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『照明店の客人たち』

どこかもわからない、暗い街をさまよう人々。一部の記憶を無くした彼らがいたのは、”生と死の境目”の世界だった。なぜ彼らはこの場所に辿り着いたのか。そして、元の世界に戻ることはできるのか――。
やがて人々は、彼らの過去、現在、未来の鍵を握る、ある路地裏の照明店へと引き寄せられていく……。

監督:キム・ヒウォン
脚本:カンフル(『ムービング』)

【キャスト】
ウォニョン:チュ・ジフン(『支配種』、「キングダム」シリーズ、「宮 -Love in Palace-」)
ヨンジ:パク・ボヨン(「今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー」、「アビス」、「力の強い女ト・ボンスン」)
刑事:ペ・ソンウ(「ザ・キング」)
ヒョンミン:オム・テグ(「遊んでくれる彼女」)
ユヒ:イ・ジョンウン(「Missナイト & Missデイ」「パラサイト 半地下の家族」)

制作年: 2024